
◇ ライブ初参加でも安心!Roseliaの定番曲を徹底ガイド
Roselia(ロゼリア)は、「BanG Dream!(バンドリ!)」から誕生した実力派ガールズバンドで、その荘厳でドラマチックな世界観は、数あるバンドの中でも圧倒的な存在感を放っています。バンドリファンはもちろん、アニメやゲームをきっかけに知った人も、彼女たちのライブを一度体感すれば、その完成度の高さと熱量に圧倒されることでしょう。
そんなRoseliaのライブやフェスでは、毎回セットリスト(セトリ)に定番として組み込まれる楽曲が存在します。これらの曲は、バンドとしての進化を象徴するものであり、ファンとの絆を強めてきた大切なレパートリーでもあります。2024年以降のツアーやフェス、さらには2025年上半期の有明アリーナ公演などを経て、セットリストにも新たな傾向が見えてきました。
本記事では、そんなRoseliaのライブにおける2025年最新版のセトリ定番曲TOP20を、徹底的に紹介します。定番曲の中には、初期からライブを支え続けてきたおなじみの楽曲はもちろん、近年になって新たにファンの心をつかんだ楽曲や、ライブでの演出やシンガロングで定番化してきた曲も含まれています。さらに、2025年に入って披露された新曲にも注目し、今後の定番候補として紹介していきます。
「Roseliaのライブに行ってみたいけど、どの曲を聴いておけばいいかわからない」
「初心者でも楽しめる代表曲ってどれ?」
そんな方に向けて、ライブ初心者にもわかりやすく、曲の魅力・聴きどころ・演出の特徴などを丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、あなたもRoseliaのライブの魅力をより深く味わえるはず。これからライブ参戦を考えている人も、定番曲を復習したいファンも、ぜひチェックしてみてください!
◇ Roseliaとは?

Roselia(ロゼリア)は、アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなど様々なメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれた第2のリアルバンド・Roselia(ロゼリア)。ダークでクールな世界観が特徴的なバンド。荘厳なビジュアル、そしてライブでの高い表現力により、作品内外問わず高い人気を誇っています。
Roseliaの大きな魅力のひとつが、「キャラクター=演者」であるという点です。担当声優たちはキャラクターを演じるだけでなく、実際に楽器演奏や歌唱を行い、リアルライブでもパフォーマンスを披露しています。その演奏力・表現力はプロのバンドと遜色ないレベルで、アニメやゲームから入ったファンが実際のライブで心を打たれることも多くあります。
◼︎ メンバー紹介(キャラクター / 声優)
- 湊 友希那(みなと ゆきな) / Vo.
担当声優:相羽あいな
バンドの中心であり絶対的なボーカル。強い信念を持ち、音楽に対して真摯でストイックな性格。 - 氷川 紗夜(ひかわ さよ) / Gt.
担当声優:工藤晴香
冷静沈着で完璧主義なギタリスト。妹・日菜との関係性にも注目。 - 今井 リサ(いまい りさ) / Ba.
担当声優:中島由貴
バンドのムードメーカー。明るく気配り上手で、友希那とは幼なじみ。 - 宇田川 あこ(うだがわ あこ) / Dr.
担当声優:櫻川めぐ
元気でノリの良い“中二病”キャラ。ライブではパワフルなドラムを響かせる。 - 白金 燐子(しろかね りんこ) / Key.
担当声優:志崎樺音
内気ながら繊細で美しい音色を奏でるキーボーディスト。ゲーム好きという一面も。
◇ Roselia ライブ定番曲リスト|2025年最新版

- FIRE BIRD
- ROZEN HORIZON
- BLACK SHOUT
- R
- 熱色スターマイン
- 覚悟のLiberation
- “UNIONS” Road
- THE HISTORIC…
- Dear Gleam
- 一逢のFull Glory
- 軌跡
- 約束
- VIOLET LINE
- PASSIONATE ANTHEM
- BRAVE JEWEL
- ZEAL of proud
- Sing Alive
- 礎の花冠
- Requiem for Fate
- Dazzle the Destiny
FIRE BIRD
Roseliaのライブで「FIRE BIRD」が始まると、空気がピンと張り詰める。静かなイントロから力強いリフへと切り替わる流れに、自然と体が前のめりになってしまう。そして何より印象に残るのが、楽曲中に何度も登場する「Lala, lalala, Lala, lalala」のシンガロングパートだ。
このフレーズが響くたび、会場の空気が一気に熱を帯びる。ステージ上のメンバーと観客が完全にシンクロし、誰からともなく声があがって、気づけば全員が同じ旋律を口ずさんでいる。その一体感は、“ここに集った意味”を音で実感させてくれる、特別な瞬間だ。
初めて参加したライブで、このパートに自然と声を出していた自分に驚いたのを今でも覚えている。隣の人も、後ろの人も、みんなでひとつの声になっていた。演奏と声、照明と鼓動、すべてが重なって、“ただの曲”が“みんなの曲”になる瞬間だった。
FIRE BIRDは、聴くだけの曲じゃない。共に歌い、熱を分け合って完成するRoseliaの代名詞。そのたびに、自分もまたこの音の中で生きていると実感できる。まさに“燃えて、羽ばたく”体験そのものだ。
ROZEN HORIZON
「ROZEN HORIZON」がライブで始まると、空気に緊張感が走る。イントロからストリングスとバンドサウンドが重なり、どこか崇高でドラマチックな雰囲気に包まれる。最初の一音でステージにぐっと引き込まれるような感覚があって、観客の視線も一気にステージに集中する。
この曲は、静けさというより“張り詰めた美しさ”が支配している。ステージ上のメンバーの動きや表情も引き締まっていて、Roseliaの本気のスイッチが入ったのを肌で感じられる。中でも、サビへ入る直前──音が一瞬タメるように展開してから一気に開けるあの瞬間は、心が高ぶって思わず拳を上げてしまう。まるで視界が一気に開くような開放感がある。
サビでは一斉に照明が開き、メンバーのエモーショナルな表情と歌声が重なって、一曲の中で感情がぐいぐいと揺さぶられる。気づけば終盤には胸が熱くなっていて、演奏が終わった後もしばらく余韻が残る。
ライブでこの曲が入っていると、「今日のRoseliaは攻めてくるな」と思わせてくれる、そんな一曲。
BLACK SHOUT
「BLACK SHOUT」が始まるとき、まず何より痺れるのがイントロのシンセ音。この音が会場に響き渡ると、一気にスイッチが入る。暗転したステージに鋭く光る照明、そこに乗るギターとドラムの重厚なリズムが追いかけてくる展開に、観客の期待が一気に膨らむ。
この曲は、Roseliaの中でも“戦闘モード”に入る合図のような存在で、ライブではとにかく会場の熱量が跳ね上がる。サビや間奏では、ところどころで「BLACK!」「SHOUT!」と観客とメンバーが掛け合うコール&レスポンスがあり、そのたびに体の奥が熱くなる。自分も自然と叫びたくなって、声を張り上げるのが気持ちいい。
間奏でステージが一段と暗くなり、ドラムとギターが重なるパートでは、身体が自然にリズムを刻んでいる。照明が切り替わり、再び音が爆発する瞬間は、まるで“内なる衝動”が解き放たれるような感覚になる。
ライブでこの曲が演奏されると、Roseliaの覚悟と初期衝動をダイレクトに感じる。「今夜のライブ、間違いなく熱くなる」――そう確信できる、魂を揺さぶる1曲です。
R
「R」は、イントロからすでに心を撃ち抜かれる。特にベースの音が最高にカッコいい。うねるように響く低音が、会場の床ごと震わせてくる感じがして、「さあ始まるぞ」という緊張感と期待感が一気に高まる。
ライブでこの曲が始まると、観客のスイッチも一斉に入る。Aメロでは「R R R R R」のシンガロングで拳が自然と上がり、Bメロでは「Shout out!」という掛け声でステージと客席が交わる。そしてサビでは「Showing, Showing up!」と声を張り上げ、全員のテンションが一気に爆発する。その一体感が本当に気持ちいい。
ギターの刻みやドラムのキレも鋭く、音が身体に突き刺さる感覚があり、自然と動き出してしまう。中盤では一瞬音数が減り、ステージの緊張が観客にも伝わって、次の展開を全身で待つような時間が流れる。そして再び爆発するサビで、一気に会場全体が熱気に包まれる。
この曲は、ライブでこそ真価を発揮する。「R」の文字が持つ意味――覚悟、闘志、存在証明――それを音でぶつけ合うような、まさに“ぶつかり合う”ライブ体験になる一曲です。
熱色スターマイン
ライブで「熱色スターマイン」が始まると、空間全体が鮮やかな色に染まるような感覚に包まれます。イントロから弾けるようなメロディが流れ、照明が一気に広がってステージ全体を包み込むあの感じは、本物のスターマイン花火を思わせる華やかさです。
この曲の魅力は、なんといってもサビの突き抜けるような開放感と、会場との一体感。自然とジャンプしながら「オイ!」という声があがり、手拍子が重なって、音と熱気がぐるぐる循環していく。観客もメンバーも、ただ“楽しむ”ことに全力で没頭できる時間が流れます。
間奏部分では、楽曲のエネルギーが一度ギュッと引き締まったあと、再びサビに向かって勢いよく戻ってくる。その瞬間、照明と音がシンクロして一気に会場が爆発的な盛り上がりを見せるのがたまりません。CDで聴いていたときよりも、ライブでこそこの曲の“躍動”がリアルに感じられます。
熱色スターマインは、Roseliaの中でも特に感情を“跳ねさせる”タイプの楽曲。ライブの中盤にこの曲が来ると、思わず声を張り上げてしまうような、弾ける楽しさに包まれます。
覚悟のLiberation
「覚悟のLiberation」が始まると、最初の一撃で会場の空気がビリッと変わる。重くて鋭いギターリフ、力強いドラムの連打、そして緊張感のあるテンポ感が、まるで“覚悟を問われている”ような気持ちにさせてくる。客席は一斉に立ち上がり、拳が自然に突き上がる。序盤から全力でぶつかってくる音圧に、こっちも本気で向き合わざるを得ない。
ライブでは、イントロから観客のボルテージが一気に上がる。照明は赤と青が交差し、ステージに立つ5人のシルエットが浮かぶだけで、そこに“戦い”の空気が漂う。そしてサビで一気に開けたような光と音の洪水が襲いかかってくる。歌詞に込められた“ぶつかり合いの強さ”が、ライブ空間で鋭く突き刺さる。
とくに間奏のギターソロ〜ラストサビへの流れは圧巻で、メンバーのソロパートの歌唱と、演奏しているメンバーたちの気迫が音を通してダイレクトに伝わってくる。観ている側も拳を振り上げながら、ただ音にぶつかるしかない――そんな熱量がこの曲にはある。
Roseliaの楽曲の中でも、覚悟のLiberationはとりわけ“真剣勝負”を感じる1曲。ライブでこの曲が披露されるとき、こちらの覚悟も試されている気がする。
“UNIONS” Road
「“UNIONS” Road」がライブで始まると、空気が一気に“あたたかくて力強い”ものに包まれる。イントロの優しくも芯のあるメロディが流れた瞬間、自然と胸にこみあげるものがあって、どこか懐かしく、安心できる感覚に満たされる。そして同時に「この道を一緒に進んできたんだ」という、Roseliaとファンとの絆を改めて実感させてくれる。
ライブでの最大の見どころは、サビ後半の振り付け。メンバーの動きに合わせて観客も手を掲げ、小指→人差し指→グーと形を変えていくあの一体感は、まさに“UNIONS”というタイトルそのもの。声を出さなくても、動きだけで“つながっている”という実感が強く伝わってくる、心が熱くなる時間です。
静かに聴き入る人もいれば、涙ぐみながら手を動かす人もいて、それぞれの想いが交差しながらも、会場全体はまっすぐにひとつの方向を向いている。曲の終盤では照明がステージ全体をやさしく包み込み、Roseliaの想いがまるごと会場に降り注いでくるような感覚になります。
“UNIONS” Roadは、Roseliaのこれまでとこれから、そしてファンとの“誓い”を繋ぐような1曲。ライブでこの曲を体感すると、自分もこの物語の一員なんだと自然に思える――そんな特別な時間をくれる楽曲です。
THE HISTORIC…
「THE HISTORIC…」のピアノのイントロが会場に響くと、心がすっと整うような静かな高揚感に包まれる。Roseliaの中でも特に“誇り”や“覚悟”を感じさせるこの楽曲は、ステージがひとつの物語の舞台になるような感覚を与えてくれる。柔らかくも張り詰めた空気の中で、少しずつ鼓動が早まっていくのが自分でもわかる。
曲の冒頭、「Are you ready?」という掛け声に、客席がざわっと揺れる。そして間髪入れずに「We are ready.」と続くそのフレーズに、心が一気に熱を帯びる。まるで「ライブを楽しむ準備はできているか?」と全員に問いかけられているようで、その瞬間、会場全体がひとつになるのを感じる。自然と手拍子が生まれ、声が重なり、これから始まる物語に心の準備が整っていく。
楽曲の展開は緩やかな波のように進み、サビに向かってメロディが少しずつ広がっていく。決して派手ではないけれど、その分、じわじわと心に染み込んでくる構成がとても心地いい。ステージ上のメンバーの歌と演奏が、まるで“これまでの歩み”そのものを音に変えて伝えてくれているようで、自然と胸が熱くなる。
ラストに向かうにつれて、感情の揺れが大きくなっていく。静かに始まった物語が、確かな決意とともに終わりへ向かう。その一曲の旅路を、観客として見届けられることがとても尊いと思える、そんな一曲。
Dear Gleam
「Dear Gleam」が始まると、イントロから鮮明なギターとキーボードが交差し、胸の奥が一気にざわつくような感覚になる。音のひとつひとつに感情が込められていて、メロディが進むごとに心の奥を揺さぶってくる。Roseliaの中でも特に“まっすぐな想い”を音で伝えてくる一曲だ。
ライブでは、この曲に入った瞬間に観客の集中力が一気に高まる。サビに入ると、照明が広がり、会場中から自然と手が上がっていく。「想いが届いてる」と感じさせる、エネルギーの交差がステージと客席で起きているのがはっきりとわかる。
歌詞のフレーズとメンバーの表情、そして圧のある演奏がひとつになって、「いま目の前で起きている音楽」が特別なものだと感じさせてくれる。特に後半、演奏が一段と熱を帯びていくところでは、胸が熱くなって思わず拳を握ってしまう。
Dear Gleamは、静かに寄り添うというよりも、力強く背中を押してくれるような曲。Roseliaらしい荘厳さとエモーショナルさを併せ持ち、ライブで聴くと一段とそのメッセージの強さが際立つ。終わったあとには心がじんわりと熱くなる、そんな“まっすぐな感動”を届けてくれる一曲だ。
一逢のFull Glory
「一逢のFull Glory」が始まると、Roseliaの“美しさと強さ”が同時に押し寄せてくる。クラシカルでドラマチックなイントロから、観客の視線と意識が一気にステージに吸い寄せられる。荘厳さすら感じる展開とスピード感が融合し、まさに“Roseliaならでは”の世界観が広がっていく。
ライブで体感すると、そのスケール感の大きさにまず圧倒される。イントロのギターが鳴り始めた瞬間、ステージの照明がバッと切り替わり、観客の歓声が一気に弾ける。その音と光の演出が合わさることで、「物語の中に入り込んだような没入感」が一気に生まれる。
中盤の展開では、メンバーのボーカルと演奏がぐっと熱を帯び、音の重なりが心をぐいぐい引っ張ってくる。特にサビでは、上昇していくようなメロディとともに、観客の拳やペンライトが一斉に高く掲げられ、会場がひとつの波になっていく。まさに“フルグローリー(完全なる栄光)”という言葉がぴったりの瞬間だ。
「一度きりの出会い」を意味するタイトルの通り、ライブでこの曲が演奏されるたびに、その一瞬の尊さと感情の熱さを思い知らされる。出会いの重み、美しさ、儚さ、それをRoseliaが圧倒的な演奏力で表現してくれるこの一曲は、まさにライブでこそ真価を発揮する名曲だ。
軌跡
「軌跡(Kiseki)」は、Roseliaの中でも静かに深く心に届くバラードナンバー。ライブでこの曲が始まると、イントロのゆったりとしたサウンドに観客の耳と心が自然と引き寄せられていく。
ボーカルの繊細な息遣いとピアノの柔らかな旋律が重なり、Roseliaらしい緊張感とともに、優しさと力強さが共存するような空気が会場を包む。演奏の熱量を前面に押し出すタイプの楽曲ではないが、だからこそ**“歌と想い”に集中できる**時間が生まれる。
特にサビに入る瞬間は、音の波がふわりと広がっていくような感覚があり、ペンライトの揺れもどこか穏やかで、全体が一体となるような美しい景色が広がる。
この曲はセットリストの中でも中盤から終盤にかけての落ち着いたブロックでよく登場し、ライブ全体の温度を一度落ち着かせる役割を果たしている印象だ。
Roseliaが持つ“強さ”とはまた違う、“柔らかさ”や“包容力”を体現した一曲。
約束
「約束」は、Roseliaの中でも特別な感情の深さを感じる楽曲。特にライブでは、湊友希那と今井リサの関係性を思わせる空気感がステージ全体を包み込み、観る者の胸を強く打つ。
楽曲はバンド全体で演奏されるが、歌詞の随所に“誰かと支え合い、歩みを重ねる”ことへの誓いが込められており、ファンの間では「友希那とリサが向き合い、乗り越えてきた時間を象徴する曲」として受け止められている。
ライブでこの曲が流れると、友希那の真っ直ぐで芯のある歌声と、メンバーのコーラスが重なり、まるでふたりの心がひとつになって“Roselia”を支えているような印象を与える。観客も自然と息をのむように聴き入り、会場全体が**“静寂の中の感情”で満たされる**。
派手な照明や演出はない。けれど、それが逆にふたりの歩んできた軌跡を“音”と“空気”で感じ取れるような、強烈な余韻を残す瞬間となる。
Roseliaを好きになるうえで、この曲に込められた“約束”は欠かせない感情の源だ。
VIOLET LINE|ライブ体験ベース・修正版
「VIOLET LINE」は、Roseliaの誇り高い美学と、戦う覚悟が融合したロックナンバー。ライブでこの曲が始まると、フロアが一斉に紫の光に包まれ、バンドと観客を結ぶ“1本のライン”がそこに引かれる。
イントロの緊張感あるリフ、鋭さのあるリズム、そしてAメロでの低音のグルーヴ――すべてがRoseliaにしか出せない凛とした空気感を生み出す。湊友希那のボーカルが放つ芯のある歌声が観客の鼓動を引き締める。
そしてライブで特に印象的なのが、サビ終わりや間奏での「Oh, Oh, Oh…」のシンガロング。観客が自然と声を重ね、ステージと会場がまさに“対等な立場”でひとつになる時間だ。声を張り上げるというよりも、リズムに身を任せて気持ちをリンクさせるような感覚が心地よい。
この曲には派手な演出がなくとも、紫のライン=Roseliaとの繋がりを全身で感じられる力がある。
終わったあと、ふと感じるのは「私たちはあのラインの中にいた」という静かな余韻。
それが「VIOLET LINE」の魅力だ。
PASSIONATE ANTHEM
「PASSIONATE ANTHEM」は、その名の通り**“情熱の賛歌”。Roseliaの中でも特にエネルギッシュでライブ映えする一曲**だ。
イントロが鳴り出す瞬間、心が跳ねるような高揚感に包まれる。音の展開が読めないスリリングさもあり、「これから始まるぞ!」という熱が全身を駆け巡る。
特に印象的だったのが、2024年12月のライブで披露された特殊演出バージョン。照明とLED映像が完全にシンクロし、ステージ全体が真紅のオーラを放つような迫力。あの現場にいたときは、ただただカッコよすぎて鳥肌が止まらなかった。
ライブ中は観客も一緒に拳を振り上げ、「Hey!」と叫びたくなるような瞬間が何度も訪れる。リズムもテンポも攻めの姿勢で、まさにRoseliaの“前へ進む意思”がストレートに表現されている。
この曲があるだけで、セットリストに炎のような熱と力強さが加わる。
どんなステージでも「Roseliaが今、ここに在る」と刻みつけるような存在感を放つ一曲。
BRAVE JEWEL
「BRAVE JEWEL」は、Roseliaの楽曲の中でも気高さと決意をストレートに感じられる一曲。冒頭のギターリフが鳴った瞬間からステージには一気に緊張感が走り、観客の心拍数がぐっと上がる。ライブでこの曲が始まると、それだけで場の空気が引き締まり、“本気のRoselia”がここにいることを実感させられる。
サビに入ると、会場中に力強いメロディが響きわたり、ペンライトが一斉に掲げられる。どのセクションでもファンの熱量が高く、一体感のあるコールや拳の動きが自然と生まれる。
そして何より胸を打つのが、2番終わりから大サビにかけてのメンバーごとの個人歌唱パート。それぞれのキャラクターや歌声の個性が際立つ瞬間で、まるで“自分の信念”を一人ひとりが届けてくれているように感じる。その後に入る大サビの展開では、全員の想いが重なり合い、ステージも客席も最高潮の熱に包まれる。
ステージ演出や照明がそれをさらに引き立て、観客はただ音を浴びるだけでなく、Roseliaという存在そのものに触れているような体験ができる。華やかさと鋭さ、そして誇りのようなものが音に宿るこの曲は、まさにライブの核心を担う1曲だ。
ZEAL of proud
「ZEAL of proud」は、Roseliaの“誇り”と“覚悟”を鮮烈に描いたミドルテンポのロックナンバー。テンポは速くないが、一音一音が強く響き、じわじわと内側から熱くなるような緊張感がある。ライブでは、演奏が始まると同時に空気が変わるのを感じる。
イントロのギターがじっくりと切り込んでくるように鳴り、ベースとドラムがその音をしっかり支える。その中で、湊友希那のボーカルが放つ言葉一つひとつが**「Roseliaの信念」そのものとして、観客に突き刺さるように届く**。
この曲の醍醐味は、サビのコール&レスポンス的な一体感と、間奏の力強い演奏パート。会場全体がペンライトを振るというよりも、音に聴き入るように集中しながら、拳を固めるような没入感が支配する。
“zeal”=熱意、“proud”=誇り。この曲の中でRoseliaはそれを言葉ではなく“音”で伝える。
派手な演出がなくとも、魂が震えるようなライブ体験を残してくれる名曲だ。
Sing Alive
「Sing Alive」は、Roseliaの“今ここで歌う意味”を真正面から表現した楽曲。曲名のとおり、ただ歌うのではなく「生きて歌う」――その強いメッセージをステージからまっすぐに届けてくれる。
イントロが始まると、すぐに観客の集中が高まるのが分かる。疾走感あるサウンドとストレートなメロディラインが、序盤から観る者を惹きつける。ライブではAメロからBメロ、そしてサビに向けてエネルギーが一気に上昇していき、客席も自然と身体を動かして反応している。
この曲の中で特に印象的なのが、ステージ上のメンバーたちが“今、歌っていることそのもの”に全身全霊をかけているような表情と演奏。湊友希那のボーカルはもちろん、演奏メンバーの視線や表情にも熱がこもっていて、言葉ではなく“存在”で気持ちを届けているように感じる。
サビでは、観客も一緒に叫びたくなるようなフレーズが並び、「一緒に歌って、生きている」感覚が共有される一体感は圧巻。
この曲をライブで体験すると、「Roseliaの今を歌いきる力」をまざまざと感じさせられる。
礎の花冠
タイトルに込められた“礎”という言葉が象徴するように、メンバー同士の信頼と絆、そしてバンドとして歩んできた道のりが鮮やかに描かれている。
特に印象的だったのは、2025年12月のライブでの演出。この曲が披露された際、湊友希那(CV.相羽あいな)と今井リサ(CV.中島由貴)が向かい合って歌うシーンがあり、会場の空気は一変。ふたりの視線が交わるたびに、その間にしか生まれない“歴史”と“信頼”が音として響き渡っていくのがわかった。あのエモーショナルな瞬間に涙をこらえきれなかったファンも多かったはず。
曲全体の構成は重厚かつドラマティックで、ピアノとストリングスに包まれたバンドサウンドが、Roseliaの“気高さ”と“覚悟”を強く支えている。サビでは紫の光がステージを優しく照らし、観客とメンバーが共に過ごしてきた時間を祝福するような空気に包まれる。
“Roseliaがここまで続けてきた意味”を、静かに、でも確かに刻み込んでくれる。
この曲は、バンドの原点と未来をつなぐ“冠”として、永く歌い継がれるだろう。
Requiem for Fate
2025年6月にリリースされたばかりの新曲「Requiem for Fate」は、初披露の時点からファンの間で話題沸騰となった、Roseliaの“新たな代表曲”候補といえる一曲だ。イントロで鳴り響く低音が効いたギターリフとタイトなドラムのコンビネーションは、まさに“最強”。一瞬でライブ会場の空気を引き締め、全員をステージへと集中させる。
この曲の魅力は、ダークでクールなRoseliaらしさを存分に残しつつ、随所にメタルテイストのアグレッシブな要素を織り込んでいる点だ。重く引きずるようなリズムの中に、鋭く切り裂くようなギターや、叩きつけるドラムが混ざり合い、これまでのRoseliaにはなかった“激しさ”と“硬質なかっこよさ”を放っている。
ライブでの初披露時には、オーディエンスが驚きと興奮の入り混じった表情で釘付けになっていたのが印象的。歌詞の世界観はやや難解だが、そのぶんステージで表現される熱と演奏の迫力が、ダイレクトに感情に訴えかけてくる。
Roseliaが進化し続けていることを確かに実感させてくれるこの新曲は、今後のライブでも間違いなく定番化していくはず。音の一音一音が鋭く、美しく、そして重い――そんな楽曲だ。
Dazzle the Destiny
2025年6月にリリースされたばかりの新曲「Dazzle the Destiny」は、壮大で爽やかなRoseliaサウンドが見事に詰まった一曲だ。重厚で緻密なバンドサウンドを軸にしつつも、どこか突き抜けるような風通しの良さがあり、ライブで聴くとまさに“胸が晴れる”ような感覚を味わえる。
イントロでは、煌めくようなギターのフレーズとシンセが絡み合い、観客の期待感を一気に引き上げる。ライブで初披露された際には、開幕と同時にステージが一面光で満たされ、**「Roseliaの未来を象徴するような光景」**に思わず息を呑んだ。
特にサビのメロディは圧巻。伸びやかなボーカルと美しいハーモニーが一体となり、観客の心を高く持ち上げてくれる。爽やかさの中に“強さ”が感じられるのは、Roseliaだからこそ出せる空気感。熱さや重厚さだけでなく、前向きな力強さと清廉さを同時に感じさせてくれる稀有な楽曲だ。
楽曲中盤では、静かなブリッジから一気に展開するドラマティックな構成も印象的で、演奏と照明、そして観客の反応が完璧にシンクロする“ライブならではの一体感”が生まれる。ペンライトが波のように揺れ、視覚的にも非常に美しい。
「Dazzle the Destiny」は、Roseliaの持つ美学とバンドとしての進化が結びついた、新しい定番曲の誕生を感じさせてくれる。壮大で爽やかな余韻を胸に残しながら、ライブの流れに心地よく溶け込んでいく――そんな未来に繋がる一曲だ。
◇ まとめ|Roseliaのライブで体感すべき20曲、その魅力

Roseliaの楽曲には、バンドとしての誇りと覚悟、そして個々のキャラクターたちが背負う物語が色濃く表現されています。今回紹介した定番曲20曲は、どれもライブで何度も演奏され、ファンとともに育まれてきた“Roseliaの魂”とも言える存在です。
たとえば、「BLACK SHOUT」や「R」はRoseliaの原点を体現する楽曲であり、初期からの勢いと決意が詰まっています。一方で「Sing Alive」や「FLOWER CROWN AS A CORNERSTONE」などの楽曲は、長年活動を続けてきたからこそ生まれた、成熟したサウンドとメッセージ性を持っています。
また、ライブでは演出や照明、そしてシンガロングやコールなど、観客との一体感も楽曲の一部として完成されていきます。「VIOLET LINE」や「PASSIONATE ANTHEM」のように、会場全体が同じリズムで拳を振り上げ、「Oh, Oh, Oh…」と声を重ねる瞬間は、まさに“音楽でつながる喜び”を体感できるシーンです。
さらに、湊友希那と今井リサの絆を描いた「約束」や「礎の花冠」、2人の歌唱が印象的な場面では、楽曲に込められた想いがステージ上の演出や歌声を通して、観る者の心に深く刻まれます。Roseliaは決して“演じられたバンド”ではなく、ライブという“現実の舞台”で常に進化し続ける“生きた存在”なのだと感じさせてくれます。
2025年現在、Roseliaの定番曲はその時代に応じてアップデートされながらも、ファンの中で確かに根付き、バンドのアイデンティティを象徴しています。ライブに初めて参加する人も、何度も足を運んでいるファンも、この20曲を通してRoseliaの真髄に触れ、彼女たちの音に心を揺さぶられること間違いなしです。
まずは音源で聴き込んで、ぜひ次のライブで一緒に“その音”を体感してください。
そこには、あなたの中にしか生まれない「Roseliaの物語」が、きっと待っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Roseliaのライブ初心者でも楽しめますか?
はい、初心者の方でも十分に楽しめます。今回紹介した定番曲は、ライブで何度も披露されてきた人気楽曲ばかりで、シンガロングや手振りなど観客と一体になれるシーンも多くあります。音源を事前に聴いておくと、より深くライブ体験を楽しめます。
Q2. ライブでの定番曲とアニメやゲームで使われる曲は違いますか?
一部重複していますが、ライブでは演出映えやシンガロングのしやすさを重視したセットリストが多く選ばれる傾向にあります。たとえば「BLACK SHOUT」や「PASSIONATE ANTHEM」は、ストーリー上でも重要でありながら、ライブ定番としても強い支持を得ています。
Q3. シンガロングやコールのある曲はどれですか?
「R」「VIOLET LINE」「PASSIONATE ANTHEM」「BRAVE JEWEL」などは、観客のシンガロングやコール&レスポンスが楽しめる楽曲です。ライブ定番曲には自然に声を出せるパートが組み込まれており、会場全体が一つになる感覚を味わえます。
Q4. 湊友希那と今井リサが印象的な楽曲は?
「約束」「礎の花冠」などは、**湊友希那(CV.相羽あいな)と今井リサ(CV.中島由貴)**の絆が歌と演出に強く表れている楽曲です。特に近年のライブでは2人が向かい合って歌うシーンなど、ファンの心を動かす演出も多く見られます。
Q5. 2025年の最新ライブで追加された新曲はありますか?
はい、2025年6月に「Requiem for Fate」と「Dazzle the Destiny」の2曲がリリース・初披露されました。どちらもRoseliaらしい世界観とバンドサウンドを備えており、今後の定番曲入りが期待されています。
Roselia公式リンク集(URL付き)
- Roselia公式|BanG Dream! オフィシャルサイト
ライブ・リリース・イベント情報などバンド公式アナウンスの中心。英語でも閲覧可。https://en.bang-dream.com/music/cat_music/roselia/
- BanG Dream! プロジェクト公式サイト
Roseliaを含むガールズバンドプロジェクト全体の公式情報が掲載されています。https://bang-dream.com/
- BanG Dream! Girls Band Party! 公式サイト
Roseliaが出演するスマホゲーム「ガルパ!」の公式英語サイト。楽曲情報やイベント情報も。https://bang-dream.bushimo.jp/ - BanG Dream! 公式X(旧Twitter)
プロジェクト全体の最新情報を発信。ライブやコラボ詳細などをリアルタイムでチェックできます。https://x.com/
bang_dream_info - BanG Dream! Instagram
プロジェクト全体の最新情報を英語で発信。ライブやコラボ詳細などをリアルタイムでチェックできます。
https://www.instagram.com/bang_dream_official_/