【Suchmos】ライブ/フェスに最適!人気セトリ定番曲&代表曲15選を徹底解説|2025年最新版

2025年6月21日・22日、Suchmosが横浜アリーナで待望の復活ライブを開催します。
これは2019年9月の横浜スタジアム以来、実に5年8か月ぶりの単独有観客公演。
彼らの歴史を彩ってきた定番曲を、今こそしっかりおさらいしておきましょう。

■ Suchmos復活公演の背景と意義

2013年結成、2015年メジャーデビュー。
R&B、ソウル、ヒップホップを昇華した都市型サウンドで注目を集めたSuchmos。
活動休止を経て、再び動き出す今回の復活ライブは“再結成”ではなく、“再始動”。
Suchmosにとっても、ファンにとっても大きな節目となる公演です。

活動休止が発表されたのは2021年2月。以降、メンバー個々の活動はありつつも、
バンドとしての動きは完全に沈黙していました。それだけに今回の復活発表は、
SNS上でも大きな話題となり、音楽ファンの間で“今年最大のニュースのひとつ”として受け止められています。

なかでも特筆すべきは、今回の復活ライブの開催地が「横浜アリーナ」であるという点です。
横浜はSuchmosにとって原点ともいえる街。メンバーが地元・神奈川出身というだけでなく、
彼らの音楽にはいつも“都市と海”の匂いが漂っており、横浜という土地との親和性は非常に高いのです。

2019年に行われた横浜スタジアムでのライブは、バンドとしての集大成とも呼べる内容でした。
あの時から約6年。音楽シーンは大きく変化し、トレンドも移り変わる中で、
Suchmosがどのように音楽をアップデートして戻ってくるのか――ファンの期待は日に日に高まっています。

また、コロナ禍を経た今、“ライブ”という体験そのものが見直されている時代でもあります。
ただ楽曲を再現するだけでなく、空間・体感・物語として演出できるアーティストが強い。
Suchmosはまさに、そうした“時代のニーズ”に応える存在でもあるのです。

だからこそ、今回の横浜アリーナ2daysは“過去の集大成”であると同時に、
“これからのスタート”でもあります。セットリスト、演出、MC、すべてが語られる日に――。
Suchmosが再びライブの中心に戻ってくる意味は、決して小さくないのです。

■ メンバー構成

2013年1月結成。ROCK、JAZZ、HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされたSuchmos。メンバー全員神奈川育ち。バンド名は、ジャズサックス奏者「ルイ・アームストロング」の愛称“Satchmo”が由来です。

・YONCE(ヨンス):ボーカル
・OK:ドラム
・TAIKING:ギター
・TAIHEI:キーボード
・HSU:ベース
・Kaiki Ohara:DJ

■ Suchmosライブ定番曲TOP15(一覧)

  1. YMM
  2. STAY TUNE
  3. MINT
  4. Pacific
  5. DUMBO
  6. Alright
  7. WIPER
  8. Life Easy
  9. GAGA
  10. PINKVIBES
  11. VOLT-AGE
  12. 808
  13. In the Zoo
  14. Fallin’
  15. Burn

■ 各楽曲の詳細レビュー(全15曲)

▼ YMM


Suchmosの代表曲にして、ライブ定番の一曲。跳ねるようなグルーヴと横浜愛を感じるリリックが融合し、ライブの冒頭を飾るにふさわしいエネルギーを持つ。2019年横浜スタジアムでは、イントロから会場が総立ちとなり、照明とベースラインのうねりが観客を包み込んだ。

▼ STAY TUNE


Honda「Vezel」のCMでブレイクした大ヒットナンバー。都会の夜を思わせるクールなサウンドと耳に残るメロディが特徴。ライブでは中盤の「Stay Tune…」というシンガロングパートが観客の大合唱を誘い、ステージと客席が一体になる名場面を生み出す。

▼ MINT


ミドルテンポの中にジャズやソウルのエッセンスが詰め込まれた一曲。浮遊感のあるトラックに、YONCEの繊細なボーカルが乗る。ライブでは観客が静かに聴き入り、後半に向けて拍手や歓声が自然に巻き起こる場面もあり、まさに“音楽に包まれる”体験ができる。

▼ Pacific


波音を感じるような清涼感と、ジャムセッション的な自由さを併せ持つナンバー。ライブ序盤での演奏が多く、Shibuya WWWでの公演では青系の照明と重なって“海にいるような空間”を演出したと評されている。

▼ DUMBO

楽曲名の「DUMBO」はニューヨーク・ブルックリンの一角を示すスラングでもあり、
都会的でクールな雰囲気とグルーヴィーなアレンジの融合が、Suchmosらしさを象徴している。

▼ Alright


「All right…」と繰り返すサビが耳に残る、ファンキーでポジティブな楽曲。グルーヴが心地よく、観客がゆったりと身体を揺らすライブ中盤の“癒やし”タイムにぴったり。音数を絞ったアレンジが、逆に緊張感を演出する場面もある。

▼ WIPER


ガレージロック的な粗削りさと洗練されたリズムが同居する、Suchmos流ロック。Summer Sonicでの演奏では、重低音の効いたバンドサウンドと同期する照明演出により、観客から歓声が上がった名演出。

▼ Life Easy


スロウテンポで温かく包み込むようなサウンド。ライブではMC直後など“空気を落ち着ける”タイミングで多く演奏され、観客との距離をぐっと縮める役割を果たす。感情的なメロディラインが印象に残る。

▼ GAGA


Suchmos初期の代表格。アーシーな質感を持つトラックと、ラフでいて芯のあるボーカルが融合する。ライブではアグレッシブな演奏で観客を引き込み、“原点回帰”を感じさせるナンバーとして根強い人気を誇る。

▼ PINKVIBES


電子音と生楽器が調和したダンスチューン。VIVA LA ROCKでは照明演出が派手にシンクロし、観客がステップを踏むように揺れる光景が広がった。クラブミュージック的なノリがライブでも異彩を放つ。

▼ VOLT-AGE


Suchmos最大のテレビ露出となった紅白出演曲。バンドの総合力が試される構成で、ステージでは同期照明・映像と完璧に合わさる。横浜アリーナでの復活演奏にも大きな期待がかかる。

▼ 808


シンセとリズムが重層的に重なる低音重視のトラック。暗転とスモーク、点滅するライトがライブ空間を“音の密室”に変える。静と動の対比が観客の集中を引き出す。

▼ In the Zoo


動物的本能と理性のせめぎ合いを感じさせる幻想的な1曲。檻の中を模したステージ演出や、不穏な照明が世界観を演出する。MCでの語りともリンクし、セットリスト全体の流れを引き締める効果もある。

▼ Fallin’


バラード曲として、ライブ終盤に演奏されることが多い。鍵盤とストリングスが優しく重なり、観客がそっとペンライトを掲げる静寂の時間が印象的。

▼ Burn


Suchmosのライブを締めくくる感動曲。徐々に盛り上がっていく構成と、ラストでの大合唱が特徴。観客とバンドが心を通わせるエンディングにふさわしい。

■ Suchmosライブの魅力と演出


Suchmosのライブは、単なる演奏ではなく「音楽体験」としての完成度が極めて高いのが特徴です。
照明・映像・観客との一体感が計算され尽くしており、セットリストの構成や曲順にも物語性がある。
とくに代表曲「STAY TUNE」や「YMM」では照明とVJが音と完全に同期しており、
音に合わせて波紋や都市の光がステージを包むような演出が展開されます。

2019年の横浜スタジアム公演では、雨の中でもパフォーマンスを中断せずに続行し、
雨音がBGMのように溶け込み「MINT」や「Pacific」などの楽曲に幻想的な効果を与えていました。
ステージ背面のLEDスクリーンには各曲の世界観を補完する映像が流れ、
ときにはグラフィックアニメーション、ときには実写の街並みなども登場。
これにより「都市の風景」と「生の音楽」が融合した、唯一無二の世界観が生まれます。

また、演奏の“間”も魅力のひとつ。ギターやベースの余韻が空間に響く瞬間や、
観客の声をあえて拾って即興でアレンジする場面もあり、その場限りの体験が生まれるのです。
ライブハウスからアリーナまで、どの規模でも一貫した空気感を作り出せるのはSuchmosならでは。
今回の横浜アリーナ公演でも、空間演出とバンドの一体感に期待が集まります。

■ ファンの声と期待感


SNSや掲示板、動画コメント欄にはSuchmosの復活を歓迎するファンの声があふれています。
「まさか戻ってきてくれるとは」「横浜アリーナでまた彼らを見られる日が来るなんて」
「音楽的にも人間的にも成長した姿が楽しみ」など、感動と興奮が入り混じったコメントが多く見られます。

中でも注目されているのが「定番曲の進化」。長いブランクを経て、バンドとしてのアプローチがどう変化したのか。
2019年時点ですでに成熟していたグルーヴが、さらに深みを増して帰ってくるのではないかと期待されています。

また、若い世代のファンが増えていることも話題です。
「親の影響で聴いてハマった」「ライブで初めて観たい」など、リアルタイムで彼らの活躍を知らない層が
今回の復活ライブで新たな体験を得ようとしているのです。

Suchmosは“聴く音楽”であると同時に“体験する音楽”でもあります。
ライブ空間でこそ本領を発揮する彼らの魅力が、再び観客の心に火をつけようとしています。

■ まとめ:音と記憶を、再び


Suchmosの音楽は、一度聴いたら忘れられない記憶を残します。
それは単なるサウンドだけでなく、ライブ会場の熱、照明のまぶしさ、仲間と手を振ったあの瞬間まで、
すべてが一体となった“記憶の体験”だからです。

彼らの楽曲は、リリース時点よりもむしろライブで育ち、進化してきました。
YONCEの声、OKのベース、TAIHEIの鍵盤──それぞれの演奏が、現場で息をし、
曲が“生き物”のように姿を変えていくのです。

今回の復活ライブは、そんな記憶を呼び起こし、そして新たな記憶を刻む場となるはずです。
ライブを通してしか味わえないグルーヴ、そして観客とのコール&レスポンス。
あの空気を再び感じたい。そんな思いを抱く全ての人に、この横浜アリーナ公演は必見です。

音と記憶を、再び。
Suchmosは、再び“体験”を届けに帰ってきます。

そして何よりも重要なのは、“いま”のSuchmosを体感できるということ。
活動初期の楽曲は、時代を先取りしていたともいえる音楽性で、多くのリスナーの記憶に刻まれました。
それから時間が経ち、音楽の聴かれ方やライブの在り方も変わるなか、
Suchmosがどのように“2025年の音”を鳴らすのか。それを確認できる機会が、この2日間なのです。

過去を懐かしむだけではなく、未来を見据える一歩としてのライブ。
この横浜アリーナでの復活公演は、単なる回顧的なイベントではなく、これからの可能性を示すステージ。
だからこそ、ライブに足を運ぶことで、あなた自身の中にも“再生”の物語が生まれるかもしれません。

Suchmosの音楽には、不思議と“自分の人生とリンクする”瞬間があります。
ある曲が流れたときの景色、誰かと交わした言葉、そのときの感情。
それらが再び呼び起こされることで、音楽は単なる音ではなく“記憶の装置”として蘇るのです。

2025年、あの頃の感動と、これからの鼓動が交差する場所へ。
Suchmosとともに、音と記憶の旅へ出発しましょう。

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