SUPER BEAVER 都会のラクダSP ZOZOマリンスタジアム セトリ&ライブレポ 2025.06.20

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都会のラクダSP – 音楽と感情が交差した、かけがえのない夜

2025年6月20日。
SUPER BEAVERがZOZOマリンスタジアムという巨大な舞台に立った。
この日がどれほど特別な一日になるか、会場に向かう電車の中から胸が高鳴っていた。

会場に足を踏み入れた瞬間、そこには“音楽で染め上げられた空間”が広がっていた。
スタンドを埋め尽くす観客たち、開演前から交わされる「楽しもうな」「どんな曲やるんだろう」そんな会話の一つひとつが、この日の特別さを物語っていた。

そして定刻、遂にメンバーが登場——。
あの瞬間、心臓の音が会場全体に響いていた気がする。

この記事では、当日のセットリストとその中に込められた想い、演出、MCの熱、そしてそれに応える観客の姿を通じて、この日のライブを余すところなく振り返ります。


🎤 感想

SUPER BEAVERのZOZOマリンスタジアム公演は、感情を揺さぶられるという言葉だけでは足りない、心の奥深くまで震えるような体験だった。
まさか1曲目に「東京」が来るとは思わず、不意を突かれたような感覚に包まれた。冒頭から涙腺が刺激され、「愛されていてほしい人がいるなんて贅沢な人生だ」という歌詞がスタジアム中に響き渡った時、思わず涙がこぼれそうになった。

その後も「青い春」や「突破口」といった攻めの選曲が続き、ただでさえ特別な空間にいた私たちをさらに熱くさせた。
「美しい日」では会場中に優しさが広がるような拍手が起き、「ひたむき」では3万人の観客が「今日が人生のピークだ」と叫んだ。
MCも一言一言が真っ直ぐ胸に響き、バンドと観客が呼吸を合わせているような一体感があった。

中盤の「主人公」「人として」「片想い」では会場全体が静かに、しかし深く感情に浸っていた。
大きな会場なのに、不思議なほど静寂が支配する瞬間があって、その空気感に感極まってしまった。

「正攻法」以降は一転してエネルギーが爆発するような展開に。「秘密」「東京流星群」では声を張り上げ、手を挙げ、感情を思い切り表現できる瞬間に、心からの開放感を得られた。

どの曲にも物語があって、思い出があって、それをライブで“共有”できたことが何よりの幸せだった。
過去最大級の“音楽”がそこにはあり、ただの鑑賞ではなく、自分の人生とリンクするような時間だった。て、泣けて、笑える。そんなライブだった。


⚠️ ここからセットリストが記載されています(ネタバレ注意)


📋 セットリスト(2025年6月20日)

  1. 東京
  2. 青い春
  3. 突破口
  4. 美しい日
  5. 閃光
  6. ひたむき
  7. 主人公
  8. 人として
  9. 片想い
  10. 正攻法
  11. 秘密
  12. 東京流星群
  13. 名前を呼ぶよ
  14. まなざし
  15. それでも世界が目を覚ますのなら
  16. 小さな革命
  17. アイラヴユー
  18. 切望

🎧 曲ごとの感想・体験記

◇ 東京
まさか「東京」がこの日の1曲目だとは思わなかった。始まった瞬間、心臓が跳ねるような感覚があった。初っ端から、涙腺を刺激するあの歌詞——「愛されていてほしい人がいるなんて贅沢な人生だ」。この一節がZOZOマリンの広大な空間に響き渡ったとき、自分の人生の中でも忘れられない瞬間になった。東京という大都市、そして“東京”という楽曲が持つ孤独や温もりが、スタジアムという特別な舞台でより深く沁みた。

青い春
「青い春」が序盤に来たのは意外だったが、その“攻め”のセットリストに胸が躍った。イントロが鳴った瞬間、あちこちから歓声が上がり、スタジアムに拍手が広がる。この曲はどちらかと言えば内に秘めた情熱を感じるタイプだけど、3万人以上の拍手と共鳴すると、まるで応援歌のように感じられた。過去の青い春を思い出しながら、今この瞬間の自分とも向き合える、そんな時間だった。

突破口
ZOZOマリンで聴く「突破口」は、まさに“正面突破”をしたくなるほど心が奮い立つ一曲だった。スタジアムの空気がピンと張り詰めるようなイントロから、力強く叩き込まれるようなリズムが身体を揺らす。この楽曲が持つ“現状打破”というメッセージが、ライブ空間でさらに強烈に伝わってきた。自分の人生の中で立ち止まりそうな時、またこのライブを思い出すだろう。背中を押された気がした。

美しい日
「美しい日」も拍手の一体感が本当に良かった。タイトル通り、美しい景色が広がるような優しい音に包まれながら、歌詞が胸に沁みた。特に“君がいる それだけでいい”という一節では、周りの観客たちが思わず目を閉じて聴き入る様子が印象的だった。

閃光
大好きな「閃光」を聴けて良かった。瞬間瞬間に刻まれる光の演出とともに、自分の中でも新しい何かが始まるような気持ちになった。人生は一度きり、やりたいことを今やらなきゃ——そんな感情が強く湧き上がってきた。

ひたむき
「ひたむき」では、“いつだって今日が人生のピーク”というフレーズを3万人で叫べたことが本当に嬉しかった。この曲のメッセージはライブで聴くと格段に刺さる。全力で生きるって、こういうことだと実感できた。

主人公
思わず聞き入ってしまった「主人公」。静かなイントロから始まり、じわじわと心に染み入ってくるような展開が美しかった。誰の物語にも“主人公”がいる、その事実がこの夜の自分を少し誇らしく感じさせた。

人として
「人として」は、静寂の中で響く一音一音が強くて繊細だった。大きな会場にもかかわらず、あれほどまでに静かに集中して聴いていた瞬間は他にないかもしれない。感情が込み上げて、感極まりそうになった。ぱいになった。

片想い
「片想い」も続けて披露され、この流れには完全にやられた。歌詞の繊細さに触れ、これまで自分が抱えていた思いがそっと肯定されたような気がした。

正攻法
MCで「ここからが後半戦。会場をライブハウスにしよう」と語ったその直後に「正攻法」が始まり、炎の演出も加わって空気が一変した。まさに後半戦の狼煙のような一曲。

秘密
「秘密」では「らーららら…」から始まるコール&レスポンスが炸裂。3万人が一体となった瞬間はまさに圧巻で、ZOZOマリンがひとつの声で包まれた。ライブの中でも最も熱量の高い瞬間の一つだった。

東京流星群
「東京流星群」は、全員で叫ぶことでスケール感が増し、まるで夜空に流れる星のような感覚に。楽曲と会場の広さが見事に融合した瞬間だった。

名前を呼ぶよ
「名前を呼ぶよ」が響き渡ったZOZOマリンは、感情がうねるような空気に包まれた。泣いている観客も多く、この楽曲の持つ“力”を改めて感じた。

まなざし
「まなざし」では、会場から自然と起きた「まなざしよ〜!」という声援と、歌詞の持つ強さが絶妙に交差していて、とても感動的だった。

それでも世界が目を覚ますのなら
「それでも世界が目を覚ますのなら」は、力強いメッセージがあるにもかかわらず、会場の空気はどこかしっとりしていて、気づけば涙がこぼれそうになっていた。

小さな革命
「小さな革命」では、“小さな革命を”の声援に胸を打たれた。ZOZO全体がひとつの革命を起こしたようなエネルギーに包まれていた。

アイラヴユー
「アイラヴユー」では、これまでで最大級の“愛してる”という声援が響き渡った。花火が打ち上がった瞬間は、音楽と視覚の融合が頂点を迎えたシーンだった。

切望
「切望」を最後に持ってきたことで、ライブ全体が“終わらない物語”のように感じられた。音楽で締めくくるというより、音楽で未来を示すような演出だった。


🔥 演出・演奏・ステージ

今回のライブで改めて感じたのは、SUPER BEAVERがどれだけ演出と音楽の融合を大切にしているかということだった。
楽曲のメッセージを視覚的に補強するような演出が全編にわたって施されていた。

「正攻法」では力強い炎が左右から吹き上がり、MCで語った“ライブハウス化”宣言に見事に呼応していた。
「閃光」ではタイトル通りの眩いライトが交差し、幻想的な空気を作り出していたし、
「東京流星群」では星空の映像と光の粒がスタジアムを包み込み、まさに宇宙の中に放り出されたような感覚になった。

会場の巨大スクリーンとシンクロする映像も印象的で、音楽に没入できるよう細部まで緻密に作られていた。
「アイラヴユー」ではまさかの花火演出。愛してるという声援とともに打ち上がる花火には、思わず息を呑んだ。

ZOZOマリンという大規模な会場にも関わらず、音の粒立ちは極めてクリアで、繊細なギターのアルペジオから爆発するドラムの迫力まで、すべてがはっきり届いた。
風が吹く屋外会場でも、音がかき消されることなく、観客の感情とともにまっすぐ届いてきたのが印象的だった。
その音に、歓声や拍手、コール&レスポンスが重なり、ひとつの“音楽の生命体”がそこに生まれていたようにすら感じた。

ステージ構成も、観客全体を包み込むような設計になっており、後方からでもメンバーとの距離を近く感じられた。
音響も素晴らしく、激しい楽曲でもクリアな音が届いてきた。
視覚・聴覚のどちらでも完璧なクオリティで、音楽を“体験”する空間が完成していた。
まさに五感で楽しむライブだった。


「MCで語られたこと」

ライブ中、何度もメンバーが口にしたのは「感謝」だった。
「信じて来てくれてありがとう」「あなたがいてくれてよかった」という言葉は、決して形式的ではなく、目の前の観客一人ひとりに向けられていた。
とくに、「この景色は、俺たちだけじゃなく、あなたたちで創ったんだよ」というMCには、何度もライブを重ねてきた彼らだからこその説得力があった。
ただ演奏するだけでなく、心を通わせることに本気なバンドだと、改めて実感させられた。


📝 まとめ

SUPER BEAVERのZOZOマリンスタジアム公演は、単なるライブという言葉では語りきれない“人生のイベント”だった。
彼らの音楽は、リスナーの心の奥にある感情や記憶を呼び起こし、それを肯定し、さらに前へと進ませてくれる力がある。
この日のライブでは、それがまさに具現化されていた。

セトリの選び方も見事で、「人として」や「片想い」など、感情に訴えかけるバラードだけでなく、
「突破口」「正攻法」「アイラヴユー」といった爆発力のある楽曲で緩急をつける構成が見事だった。
セットリストそのものがストーリー性を持っていて、ライブ全体でひとつの映画を観たような満足感があった。

演出面では照明、レーザー、炎、スモーク、花火といった要素が完璧に楽曲と調和していて、
視覚的にも心が震える瞬間が多かった。
それに加えて、MCやファンとの掛け合いなど、すべてがリアルで温かくて、バンドと観客の間にある見えない絆のようなものが感じられた。

このライブを観た人たちはきっと、それぞれの人生に何かポジティブな影響を受けたはず。
音楽が人を変える、日常を変えるというのは、こういうことなのだと痛感した。
SUPER BEAVERが創り出す音楽は、生きることそのものに寄り添ってくれる——その証明のような一夜だった。

🟦 明日に向けて

このライブを観たあと、ふと空を見上げた。
ZOZOマリンを出て、風にあたって少しだけ我に返って、それでも耳に残る“あの歌声”を思い出していた。

SUPER BEAVERは音楽だけでなく、生き方を教えてくれるバンドだ。
誰かに優しくしたくなる、もう一度前を向こうと思える。そんなエネルギーをもらえる存在。

そして——このライブはまだ終わりではない。
実は翌日6月21日にも同じZOZOマリンで2日目のライブが開催される。

1日目を観た人たちは、胸いっぱいのままもう一度“あの感情”に会いに行くだろう。
まだ観ていない人は、迷わず足を運んでほしい。
たとえセットリストが似ていても、感情は日替わりだし、ライブは“その日その瞬間”でしか味わえない奇跡だから。

どんな感情を持ち帰れるかは、あなた次第。
でもきっと、SUPER BEAVERの音楽は、明日という日を少しだけ優しくしてくれる。

📅 公演概要

  • 公演名:SUPERBEAVER 20th Anniversary『都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム』
  • 日程
    • 6月20日(金) 開場 16:30/開演 18:30
    • 6月21日(土) 同上
  • 会場:千葉県・ZOZOマリンスタジアム

🌐 公式サイト

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