
◇Ave Mujica(アヴェムジカ)とは?
BanG Dream!発の“謎多きヘヴィメタルバンド”として2023年に登場した「Ave Mujica(アヴェムジカ)」。その名前はラテン語で「我が音楽を歌え」を意味し、神秘的な仮面姿と共にデビューしたそのインパクトは、BanG Dream!プロジェクト内でも異色の存在感を放っています。
2023年6月、仮面をかぶって登場した「0th LIVE」から活動を開始。素顔・素性を隠したまま演奏を続け、ファンの想像力を刺激しながら少しずつ物語を紡いでいきました。2024年以降は、単独ライブ「Perdere Omnia」「Quaerere Lumina」などを経て、ついに2025年1月、TVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica -The Die is Cast-』がスタート。楽曲や演出の奥にある“心の闇”や“再生”といったテーマが描かれ、バンドの世界観に深みを与えました。アニメとリアルライブの連動で、一気にファン層を拡大しました。
音楽性は、シンフォニックメタル、ゴシックロック、エモ、インダストリアル、そしてクラシックまで飲み込んだハイブリッド型。特にプロデューサーであるDiggy-MO’の存在が大きく、これまでのガールズバンド像を覆す独自の“音の闇”が構築されています。2025年4月リリースの1stフルアルバム『Completeness』では、オープニングテーマ「KiLLKiSS」ほか、EDテーマ「Georgette Me, Georgette You」、挿入歌「Imprisoned XII」「Crucifix X」などを網羅し、物語と並走する楽曲群で支持を集めました
◇Ave Mujica(アヴェムジカ)メンバー構成

Ave Mujicaは、以下の5人のキャラクターと、それを演じる実力派声優たちで構成されています。
■ Doloris(ドロリス)
- 担当:Vo・リードGt.
- キャラ名:三角 初華
- 声優/演奏:佐々木李子
■ Mortis(モーティス)
- 担当:リズムGt.
- キャラ名:若葉 睦
- 声優/演奏:渡瀬結月
■ Timoris(ティモリス)
- 担当:ベース
- キャラ名:八幡 海鈴
- 声優/演奏:岡田夢以
■ Amoris(アモリス)
- 担当:ドラム
- キャラ名:祐天寺 にゃむ
- 声優/演奏:米澤茜
■ Oblivionis(オブリビオニス)
- 担当:キーボード
- キャラ名:豊川 祥子
- 声優/演奏:高尾奏音
◇Ave Mujica(アヴェムジカ)ライブ&フェスで人気の定番曲・代表曲20選
AveMujicaのライブ人気の定番曲・代表曲20選です!

- KiLLKiSS
- Georgette Me, Georgette You
- Imprisoned XII
- Crucifix X
- 天球(そら)のMúsica
- 顔
- Ave Mujica
- 黒のバースデイ
- 素晴らしき世界でもどこにもない場所
- Masquerade Rhapsody Request
- Symbol I : △
- Symbol II : Air
- Symbol III : ▽
- Symbol IV : Earth
- 二つの月〜Deep Into The Forest〜
- Choir ‘S’ Choir
- 八芒星ダンス
- 神様、バカ
- Angles
- Ether
■KiLLKiSS
アニメOPテーマ。仮面を脱いだ覚悟を表すような歌詞と、重厚なギターリフが印象的。「4th LIVE “Adventus”」「Special Live “KiLLKiSS”」「ANISAMA WORLD」など主要公演で演奏される看板曲。ライブで初披露されたときに筆者は立ち会うことができ、仮面を外しての演奏に驚きが隠せませんでした。
■Georgette Me, Georgette You
ED曲として知られ、エモーショナルなコード進行と憂いを帯びたボーカルが印象的。ライブ中盤の静と動をつなぐ重要なポジション。
■Imprisoned XII
2025年3月、アニメ挿入歌として初登場。モーティスと睦ちゃんが一つになるシーンで、筆者の目頭が熱くなりました。MyGO!!!!!合同公演でも中核に。優しいメロディとは裏腹に、歌詞は重くそのギャップがまた曲の魅力を引き出す。
■Crucifix X
同じく挿入歌枠。アニメ劇中では復活ライブで披露された。アニメ内でキャラクターがヘドバンする部分が個人的には大好き。ヘビーで重圧なサウンドはまさにAveMujicaらしい一曲。叙情と怒りが交錯する中盤のキラーチューン。ピアノとストリングスが絡み、宗教的なモチーフも含んだ構成が印象的。
■天球(そら)のMúsica
アニメ最終話挿入歌。タイトルは「天球の音楽」。ライブでは合同公演の終盤~アンコール前に定着。ファンからは“真のフィナーレ”との声多数。
■顔
仮面と内面の葛藤を音で描いた、“Diggy節”全開の1曲で、ライブでも観客の感情を掴む重要曲。ブレイクビート、変則リズム、緊張感ある旋律が特徴的な楽曲。筆者も特に好きな楽曲。サビの「Hey!」での一体感は最高です。
■Ave Mujica
バンド名冠曲。OB入りやオープニングで繰り返し使用され、その世界観を象徴。CD初期から演奏されるライブでのアンセム的な存在。「ようこそAveMujicaの世界へ」のフレーズが印象的。
■黒のバースデイ
デビュー期から長く愛されている1曲。中低域の安定した進行とメロディの重なりが特徴の楽曲。2nd LIVEなどでオープニングを飾ったこともある重要曲。ファンから最初の熱狂と評される。
■素晴らしき世界でもどこにもない場所
2nd LIVEでオープニング曲に。壮大さと疾走感で幕開けを飾る定番開幕曲として人気。
■Mas?uerade Rhapsody Re?uest
筆者をAveMujicaの世界へ引き込んだ重圧なサウンドで魅了する楽曲。0th〜2ndにかけてのファン定着曲。バンド “本来の姿” を象徴。映像とともに深い世界観を感じさせる。
■Symbol I:△
筆者の個人的邦ロック2024年発売最強イントロランキング第1位。圧倒的なかっこよさで情熱と焦燥を炎で表現したような1曲。ライブでこの曲を聴くと、細胞レベルでテンションが炎の如くぶち上がる。
■Symbol II:Air
空気感を操るような優雅さがあるナンバー。幻想的な演出と相性抜群。JAZZ感とレトロな印象で新しいAveMujicaの世界を魅せてくれる。筆者はサビでジャンプする部分がとてもお気に入り。
■Symbol III:▽
透明で静謐なサウンドが印象的なバラード。ライブでは静寂の中に映える。
■Symbol IV : Earth
重厚なリズムセクションと低音域の旋律が特徴で、力強さと包容力を併せ持つサウンド構成になっています。冒頭からドラムとベースが地響きのように鳴り響き、聴く者の身体と心を深く揺さぶる演出が印象的。
■Ether
静かに始まるイントロから漂うのは、焦燥や孤独ではなく“空虚”。まさに何かが始まる予感が存分に奏でられている。中盤以降は徐々にビートが重くなり、精神が揺さぶられるような低音と、語るようなボーカルが印象的です。
■二つの月 ~Deep Into The Forest~
森の中をさまようような幻想世界を描いた楽曲。物語性が高くファンに人気。
■Choir ‘S’ Choir
デビューEP収録のキャッチーな合唱パート主体ナンバー。軽やかなリズムで観客を盛り上げるダンスナンバー
■八方星ダンス
筆者もとても大好きな楽曲。ライブでは観客の手拍子から始まり、その後軽快リズムで中毒性の高いメロディで観客の印象に残る。この曲もdiggy節が所々に散りばめらている。
■神さま、バカ
純粋な感情を多角的に表現した一曲。ライブ中盤〜後半のムードチェンジャーに。タイトルのインパクトも強く、覚えやすいナンバー。
■Angles
ライブの大団円を彩る荘厳なナンバー。少し浮遊感のあるサウンドで、クライマックスにふさわしい壮麗さ。
◇ DIVINE(新曲)について
Ave Mujica 5th LIVE Nova Historia 3曲目で初披露された新曲「DIVINE」は、ライブ終了後も話題となっていた楽曲のひとつ。その音源が早くも公開され、あの夜の衝撃が再び多くのリスナーの耳に届くこととなりました。
楽曲の構成は、「Symbol I : △」にも通じる疾走感と壮大さを兼ね備えつつ、神聖さすら感じるコーラスワークが圧倒的な存在感を放っています。音源で改めて聴き直しても色あせることなく感じられるのは、音作りの強度と世界観の一貫性があってこそだといえるでしょう。
今後のライブでも“定番化”していく可能性を感じさせる1曲であり、音源リリースを機にさらに多くのファンに届くことが期待されます。
◇Ave Mujica(アヴェムジカ)のライブについて

以下はAve Mujicaの主要なワンマンライブ歴です。
- 2023年6月4日:0th LIVE「Primo die in scaena」@中野サンプラザ
- 2024年1月27日:1st LIVE「Perdere Omnia」@横須賀芸術劇場
- 2024年6月8日:2nd LIVE「Quaerere Lumina」@横浜県民ホール
- 2024年10月13日:3rd LIVE「Veritas」@河口湖ステラシアター
- 2024年12月15日:4th LIVE「Adventus」@武蔵野の森スポーツプラザ
- 2025年7月26日,27日:5th LIVE「Nova Historia」@LaLa arena TOKYO‑BAY
仮面を脱ぐまでのストーリー構成、アルバムとアニメ連動の演出、1本1本が物語性を持つ公演ばかりです。
◇Ave Mujica 5th LIVE「Nova Historia」
- 日程
- DAY 1:2025年7月26日(土) 開場16:30/開演18:00予定
- DAY 2:2025年7月27日(日) 開場16:00/開演17:30予定
- 会場:LaLa arena TOKYO‑BAY(千葉県船橋市)
- 公演名の意味
「Nova Historia」はラテン語で「新たな物語」を意味。これまでの“物語性”を受け継ぎつつ、新章の幕開けとなる演出が期待されます。 - 参戦後のセトリとレポートはこちらから
◇Diggy-MO’とは?

Diggy-MO’は、かつて3人組ヒップホップユニット「SOUL’d OUT」のMCとして一世を風靡したアーティスト。現在は作詞・作曲・編曲家としても活動しており、Ave Mujicaの楽曲を多数プロデュースしています。
特にライブ定番曲「KiLLKiSS」「Crucifix X」「Imprisoned XII」などは、Diggy特有の不穏なベースラインとメロディの跳躍が共存する名曲として知られています。
中でもその個性が最も色濃く表れているのが**「顔」**。Diggy節が全開で炸裂しており、Ave Mujicaのダークで哲学的な世界観と完全に一致しています。
◇まとめ

Ave Mujicaは、その楽曲・演出・ビジュアルのすべてが一貫したテーマ性を持ち、他のバンドリユニットとは一線を画す存在です。
とくにDiggy-MO’による楽曲プロデュースが、このバンドの音楽的柱となっており、ライブで披露される「顔」「Crucifix X」「KiLLKiSS」などは、ファンにとっては欠かせない“精神の旅”のような体験を与えてくれます。
2025年7月以降のライブや新作発表に向けて、この記事で紹介した20曲を今のうちに聴き込み、ぜひライブ体験へとつなげてください。
◇ よくある質問(FAQ)
Q1. Ave Mujicaのライブではどんな曲が定番ですか?
A. 「Symbol」シリーズを中心に、感情や闇をテーマにした楽曲が定番です。特に「顔」「KiLLKiSS」「Symbol I:△」がよく演奏され、観客との一体感が生まれやすいナンバーとして人気です。
Q2. Ave Mujicaの楽曲の魅力はどこにありますか?
A. ダークで詩的な歌詞と、緻密なサウンドメイクが魅力です。特に「Symbol」シリーズでは、四元素や哲学的なテーマを取り入れた独自の世界観が展開されており、深く没入できる楽曲が多いのが特徴です。
Q3. 初めてAve Mujicaのライブに行くなら、予習しておくべき曲は?
A. 「顔」「Symbol」シリーズ「Ave Mujica」はライブ定番かつ代表曲なので必聴です。歌詞や演出と合わせて聴くことでライブ体験が深まります。
Q4. Ave Mujicaはどんなメンバー構成?
A. ギターボーカル・ギター・ベース・キーボード・ドラムの5人編成で、それぞれのキャラクターに担当声優が存在します。バンドとキャラのリンクも魅力の一つです。
Q5. 最新ライブ情報はどこで確認できますか?
A. 公式サイトとYouTube、X(旧Twitter)で随時更新されています。2025年7月には5th LIVE「Nova Historia」の開催も決定しています。
◇ Ave Mujica(アヴェムジカ)公式サイト&SNSについて
■公式サイト
- [公式サイト(日本語)](https://avemujica.bang‑dream.com/)
- [TVアニメ公式サイト](https://anime.bang‑dream.com/avemujica/)
■YouTubeチャンネル
- [Ave Mujica 公式チャンネル](https://www.youtube.com/@bang_dream_AveMujica)
- [バンドリ!公式チャンネル](https://www.youtube.com/channel/UCN-bFIdJM0gQlgX7h6LKcZA)
■SNS
- X(日本語):@BDP_AveMujica
- X(英語/海外向け):@bangdream_en