【セトリ】Ave Mujica 5th LIVE Nova Historia セトリ&レポート|DAY1&DAY2

◇ Ave Mujica 5th LIVE『Nova Historia』とは?

※この記事にはライブのセットリスト・演出内容に関するネタバレが含まれます。

2025年7月26日・27日、LaLa arena TOKYO-BAYにて開催された Ave Mujica 5th LIVE「Nova Historia」
“MCなし・ノンストップ構成”という攻めの演出が貫かれた本公演は、これまでのライブとは一線を画す没入感に満ちていました。

音と言葉と光だけで進行していくステージは、観客をただ楽しませるだけでなく、まるで物語を“体験”させるような構成
楽曲同士の繋がりや演出の抑揚も含めて、1曲1曲が意味を持ち、それらが連なって一つの世界を描き出していました。

特に両日ともに、ある“流れ”の中で自然とテンションが引き上げられ、気づけば心が揺さぶられている。そんな瞬間が何度も訪れ、終演後も余韻がなかなか消えないほどの体験となりました。

本記事では、筆者が参加した内容をもとに、DAY1 DAY2セトリと、演出・印象的な楽曲やパートの感想を振り返ります。
これから映像を観る方も、現地で参加した方も、あの夜の熱をもう一度思い出せるように

◇ Ave Mujica 5th LIVE『Nova Historia』 セトリ DAY1

  1. Crucifix X(イントロカット)
  2. Symbol II : Air
  3. DIVINE(初披露)
  4. Ether
  5. Ave Mujica
  6. Choir ‘S’ Choir
  7. 素晴らしき世界 でも どこにもない場所(イントロカット)
  8. 黒のバースデイ(イントロカット)
  9. Symbol IV : Earth
  10. Symbol III : ▽
  11. 天球(そら)のMúsica
  12. Imprisoned XII
  13. Mas?uarade Rhapsody Re?uest
  14. 八芒星ダンス
  15. (新曲)
  16. KiLLKiSS(イントロカット)
  17. Symbol I : △

◇ Ave Mujica 5th LIVE『Nova Historia』 セトリ DAY2

  1. Crucifix X(イントロカット)
  2. Symbol II : A
  3. DIVINE(新曲)
  4. Ether
  5. Ave Mujica
  6. Choir ‘S’ Choir
  7. 素晴らしき世界 でも どこにもない場所(イントロカット)
  8. 黒のバースデイ(イントロカット)
  9. Symbol IV : Earth
  10. Symbol III : ▽
  11. 天球(そら)のMúsica
  12. Imprisoned XII
  13. Mas?uarade Rhapsody Re?uest
  14. 八芒星ダンス
  15. 新曲
  16. KiLLKiSS(イントロカット)
  17. Symbol I : △

◇ Ave Mujica 5th LIVE『Nova Historia』DAY1&2感想|幻想から爆発へ、怒涛のノンストップ18曲

Ave Mujica 5th LIVE『Nova Historia』Day1&DAY2ともには、MC一切なし、完全ノンストップで駆け抜ける約90分。
開演から終演まで物語のように緻密に構成されたステージは、まさに“ライブそのものが一篇の作品”という印象だった。

開幕はピアノソロ。静かで幻想的な旋律がゆっくりと会場を包み込み、観客の心をゆっくりと非日常へと誘っていく。
そこに続く「Crucifix X」は、ピアノからの流れを断ち切るように重たく響き出す。イントロはカットされていたが、むしろその分、最初の一音の衝撃が際立ち、一気に“アベムジカの世界”へと引き込まれる。音の密度と光の演出が一体となり、「さあ始まるぞ」という緊張感がフロアを支配していた。
→ 鍵盤の余韻が残る中で、深い闇に突き落とされるような切り替わりが見事だった。

2曲目「Symbol II : Air」で一気に熱量が上昇。ギターリフが始まると同時にフロアにクラップが響き、会場全体のテンションが跳ね上がった。アグレッシブなサウンドながら冷たさも併せ持つ構成が、ライブではより硬質に響いていた。
“闇の美しさ”が可視化されたような照明演出も素晴らしかった。

3曲目「DIVINE」は、この日が初披露となった新曲。ヘヴィなリフとスピード感ある展開が印象的で、筆者個人的にはこの日一番テンションが上がった楽曲。
サビでの爆発力が強烈で、音圧に身体ごと持っていかれた。

「Ether」は浮遊感のあるミドルナンバー。音源では淡く聴こえていたが、ライブではスケールが何倍にも広がっていた。
サビの広がりが会場全体を包み込むようで、思わず目を閉じたくなるほど心地よかった。

5曲目「Ave Mujica」から「Symbol IV : ▽」までは、初期曲中心の“原点回帰”ゾーン。ライブを重ねるごとに“自分たちの旗印”としての存在感を強めている印象。
各曲に宿るエッジの効いた構成とダークな詞世界が、初心を忘れていないことを感じさせた。

中盤「Symbol III : ▽」「天球(そら)のMúsica」「Imprisoned XII」は“魅せる”時間。バンドの技術と表現力が存分に発揮されるセクションだった。
特に「天球(そら)のMúsica」は全員でシンガロンできたのが何より良かった。

終盤の「Mas?uarade Rhapsody Re?uest」からは、筆者的“ぶっ壊れタイム”に突入。アカペラから始まり、聴き入っていたところからBメロ大サビ前のヘドバンで一気に叩き起こされる展開が最高。
あの落差に震えた。まさに“静と激”の魔術。

「八芒星ダンス」ではイントロで自然とクラップが巻き起こり、一体感を作り出した。

そのあと新曲を披露したがこれも筆者の好きなゴリゴリのロックだったため、発売されたら聴き込もうと思う。

「顔」はイントロの低音ベースが炸裂。サビの“Hey!”では会場全体が地響きのような声を響かせた。
身体の芯に響くような低音の暴力と一体感がたまらなかった。

「KiLLKiSS」は王道ロックで、拳が自然に上がるタイプのキラーチューン。ライブでこそ真価を発揮する1曲だった。
Aメロ〜Bメロでジリジリ溜めてからサビで爆発する構成、完璧すぎる。

ラストの「Symbol I : △」は、全身の熱を絞り切るような激しさと、終演の寂しさを同時に感じさせてくる名曲。
楽曲の最後の一音が消えた瞬間、何人もの観客が言葉にならない表情をしていたのが印象的だった。

MCなし、語りなし。
ただ音と光と空気だけで物語を紡ぐ。それがこの日のAve Mujicaだった。

◇ よくある質問(FAQ)

Q1. セトリは何曲?公演時間はどのくらいでしたか?

全18曲で、約1時間30分ほどのノンストップ構成でした。
MCや映像演出は一切なく、音と光とパフォーマンスだけで最後まで駆け抜ける、非常に密度の高いライブでした。


Q2. 新曲の披露はありましたか?

ありました。3曲目で新曲「DIVINE」が初披露され、重厚かつ攻撃的なロックナンバーで観客の度肝を抜きました。
今後の音源化やライブでの定番化が期待される1曲です。


Q3. ライブの演出で印象的だった点は?

リストバンドライトと照明演出のシンクロ感が圧巻でした。
特に中盤以降、暗転から光の爆発に切り替わる瞬間や、ヘドバン・クラップを誘導するような照明演出が絶妙で、無言のまま観客を導いていたのが印象的です。


Q4. 初参加でも楽しめる内容でしたか?

今回の構成は予備知識がなくても十分楽しめる内容だったと感じました。
セットリストや演出が丁寧に組まれており、音と光だけで“物語”として没入できるため、初心者でも違和感なく世界観に入り込めたと思います。


Q5. 会場の雰囲気はどうでしたか?

LaLa arena TOKYO-BAYは音響もよく、会場全体がよく見渡せる作りでストレスなく楽しめました。

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