【2025年版】水瀬いのり ライブ&フェスセトリ定番曲20選|デビュー10周年記念

【2025年版】水瀬いのり ライブ&フェスセトリ定番曲20選|デビュー10周年記念

◇ 水瀬いのり10周年記念!魅力あふれるライブ定番曲を一気におさらい

水瀬いのりのライブは、一曲ごとに景色や感情が一変する“物語の体験”です。
暗転した会場に静けさが訪れ、スポットライトの中で透き通る歌声が響いた瞬間、観客は息をのむ。アップテンポなナンバーではペンライトが一斉に揺れ、全員が声を合わせてジャンプ
する。一方でバラードでは空気が一変し、静寂の中に優しい歌声が染みわたり、目頭が熱くなる瞬間も訪れます。――その振れ幅こそが、彼女のライブの醍醐味です。

2025年、声優アーティスト・水瀬いのりはアーティストデビュー10周年を迎えます。
10月12日からは記念ツアー**「Inori Minase 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR Travel Record」がスタート。横浜アリーナを皮切りに、大阪・名古屋・福岡など全国主要都市を巡り、これまでの歩みと感謝を込めた集大成のステージになることは間違いありません。長年応援してきたファンにとっても、最近好きになった人にとっても、“水瀬いのりの魅力”を全身で体感できる絶好のチャンス**です。

水瀬いのりは、2015年のアーティストデビュー以来、声優として**『Re:ゼロから始める異世界生活』『五等分の花嫁』**などで人気を集めながら、音楽活動でも独自の存在感を築いてきました。透き通るように伸びやかな歌声と、感情を丁寧に乗せる表現力は唯一無二。ポップでキュートな楽曲から、力強いロックチューン、心に寄り添うバラードまで――一曲ごとに異なる表情で観客を魅了します。

この記事では、そんな水瀬いのりのライブやフェスで披露される**“定番曲”20選を徹底解説**。演奏傾向やライブ特有の聴きどころ、初心者でも楽しめるポイントを交えながら紹介します。10周年ツアーの予習にも、終演後の余韻を振り返る復習にも役立つ内容になっています。

そして何より、10年の軌跡を振り返りつつ、これからの新しい物語をファンとともに紡いでいく――そんな瞬間を味わえるのが今回のツアーです。あなたの心に残る**“特別な1曲”が、きっとこの20曲の中から生まれるはずです。**

◇ 水瀬いのり|ライブ&フェス定番曲リスト

  1. スクラップアート
  2. identity
  3. brave climber
  4. Catch the Rainbow!
  5. アイマイモコ
  6. Kitty Cat Adventure
  7. Million Futures
  8. Ready Steady Go!
  9. We Are The Music
  10. glow
  11. 三月と群青
  12. フラーグム
  13. 星屑のコントレイル
  14. 僕らだけの鼓動
  15. heart bookmark
  16. Starry Wish
  17. MELODY FLAG
  18. TRUST IN ETERNITY
  19. コイセヨオトメ
  20. アイオライト

1. スクラップアート

イントロの「制裁か、救済か」のフレーズが放たれた瞬間、会場が一気に静まり返る。
無機質なテクノビートといのりバンドのタイトなリズムが重なり、冷たさと熱が同居する緊張感が立ち上がっていく。2023年のツアー「SCRAP ART」では、巨大LEDに映し出された夜のビル街とステージがシンクロし、水瀬いのりがまるで高層ビルの屋上に立つかのような演出で観客を圧倒。黒いフード衣装でダークな世界観を纏い、終盤でフードを外してカラフルなエクステ姿を見せると、会場のボルテージも一気に跳ね上がった。

特にラストサビでは「鉄くずのぉ…」の歌詞に合わせて観客がジャンプし、久々に声出し解禁となったフロアから「オイ!オイ!」のコールが轟く。筆者もその場にいて、静から動へ一気に転じるあの瞬間に背筋がぞくっとし、呼吸を忘れるほど没入してしまった。演出・パフォーマンス・観客の反応が見事に噛み合い、ライブ冒頭から“痺れるほどかっこいい”と感じさせられたドラマティックな1曲だった。

2. identity

イントロのギターが鳴り響いた瞬間、会場の空気が一気に張り詰める。
鋭く刻まれるフレーズと軽快なテンポ感のAメロ・Bメロが、聴く人の心を前へと引っ張っていく。ライブではスクリーンに映る夜景が徐々に夜明けへ移り変わる映像が流れ、「私は私だ」と歌う水瀬いのりの姿とシンクロ。疾走感あふれる演奏に、観客のペンライトも力強く揺れた。

ラストの《正解じゃなくても私なんだ》というフレーズでは、会場全体が大きな拍手に包まれる。 コールの定番はないものの、自然と「ハイ!ハイ!」という合いの手が入り、サビでは拳を突き上げる観客の姿も。筆者も初めて体感したとき、派手に騒ぐわけではないのに胸の奥に小さな炎が灯るようで、「このまま歩いていこう」と前を向けた。identityは、“自分は自分”という確信を刻ませてくれる1曲であり、ライブだからこそ説得力を増す楽曲だ。

3. brave climber

イントロが鳴った瞬間、客席から「オイ!オイ!」というコールが一斉に沸き起こり、会場全体が走り出すように揺れ動く。 青一色に染まったペンライトが激しく上下し、観客は裏拍に合わせてジャンプ。水瀬いのりの力強い歌声とバンドの鋭いサウンドが重なり、ステージと客席が完全にシンクロしていく。

特にBメロの「ねぇ 打ちのめされる度に」の後に観客が**「アイム ブレイブクライマー!」**と叫ぶ場面は圧巻。本人が歌わないパートをファンが埋めることで、ライブならではの熱量が生まれる。間奏では再び「オイ!オイ!」のコールとジャンプの嵐。ラストのギターが一瞬止まるタイミングで全員が揃って大ジャンプし、会場が揺れるほどの一体感が広がった。

筆者が実際に体感したときも、息をする間もなく駆け抜けるような疾走感に圧倒され、全力で声を張り上げながら「これがライブの醍醐味だ」と強く感じた。**brave climberは、魂を燃やして一緒に歌い切る“全力疾走型の定番曲”**だ。

4. Catch the Rainbow!

ライブ終盤やアンコールで披露されることが多い多幸感あふれるポップチューン。観客が好きな色のペンライトを振ることで会場に虹が生まれ、「Happy!」「Jumping!」「Rainy!」「Dancing!」を一緒に叫びながらジャンプ**する光景が圧巻だ。筆者が体感したときも、虹色に染まる客席を見た瞬間「この景色を一生忘れたくない」と強く感じた。

特にサビの**「もっと!」で観客全員が「もっとー!」と叫ぶ瞬間**は、音楽と会場の熱が一体となる最高のクライマックス。終盤には照明も虹色に変わり、水瀬いのりの願い通り「ステージから虹が見える」瞬間が訪れる。感極まって涙ぐむファンも多く、歌い終えた後の大きな拍手と歓声がその感動を物語っていた。

5. アイマイモコ

TVアニメ『徒然チルドレン』ED曲としても知られる、恋する気持ちのあいまいさを描いた可愛らしいナンバー。ライブではピンクや紫のライトが会場を包み、水瀬いのりはアイドルのようなキュートな振り付けで観客を魅了する。サビの「Fly」で片足を上げてジャンプする振り付けに合わせ、客席もぴょんと跳ねる光景はとても微笑ましい。

筆者が体感したときも、自然とペンライトをピンクに変えてしまうほど曲の雰囲気に引き込まれた。サビのクラップや小さなジャンプが生む可愛い一体感は、この曲ならではの魅力だ。ラストの「曖昧模糊っていうのかな」に合わせて全員で着地する瞬間は、思わず笑顔になる小さなハイライト。派手さはなくとも、会場を温かく満たす癒やしの時間を作り出す1曲だ。

6. Kitty Cat Adventure

アルバム『Catch the Rainbow!』収録の“子猫ソング”。ライブでは猫耳や肉球のポーズを取り入れた振り付けで、水瀬いのり自身が「どうせみんなこういうの好きなんでしょ?」と茶目っ気たっぷりに観客へ語りかける場面が印象的だ。筆者が見たステージでは、黒地に赤の水玉模様の“イチゴ衣装”に早着替えして登場し、会場から悲鳴にも似た歓声が上がった。

観客もペンライトをピンクに変え、「にゃー!」と合いの手を入れたり、一緒にジャンプやクラップで応える。特に曲終盤、水瀬いのりが**「5秒前!5いのり、4いのり…」**とカウントダウンして猫ポーズを煽ると、観客全員が一緒に猫ポーズを決め、会場が笑いと歓声に包まれる。筆者もこの瞬間は可愛さに圧倒され、思わずペンライトを振りながら笑顔になっていた。**ライブだからこそ堪能できる究極の“破壊的キュート”**を体感できる一曲だ。

7. Million Futures

アルバム『BLUE COMPASS』を代表するアップテンポ曲で、ライブではアンコールで披露されることも多い。イントロから観客の**「オイ!オイ!」**の掛け声とクラップが自然発生し、水瀬いのりが「もっといくよー!」と煽ると、会場は一気にパーティーのような雰囲気に包まれる。

最大の見どころはサビ直前。水瀬いのりの**「せーの!」に続き、観客が一斉に「Million Futures!!」**と絶叫する瞬間は、全員が心をひとつにする最高のコール&レスポンスだ。筆者が体感した時も、この大合唱の迫力に鳥肌が立ち、思わず涙ぐみそうになった。さらに「Woo-ooh!」のコーラスを観客が担い、最後には惜しみない拍手と歓声が送られる。アーティストとファンが共に作り上げる参加型の盛り上がり曲であり、ライブに欠かせない定番だ。

8. Ready Steady Go!

水瀬いのり初のライブツアーのタイトルにもなった、まさに**“ライブの顔”とも言えるタオル曲。イントロのギターリフが流れた瞬間、観客は一斉にタオルを掲げ、「Wow Wow Wow!」**と歌いながら回す姿は圧巻だ。サビでは頭上で豪快にタオルを振り回し、会場全体がぐるぐると色鮮やかに揺れる。その景色をステージから見た水瀬いのりも笑顔で応え、さらに「もっとー!」と煽ることで熱気は一気に上昇していく。

特に印象的なのはサビの**「Fly High!」の掛け声。全員がタオルを真上に掲げる瞬間は、フロア全体がひとつの大きな波のようにうねり、筆者も思わず声を張り上げていた。そしてラストの「せーの!」でタオルを投げるフィニッシュ**は、空を舞うタオルで会場が埋め尽くされる圧巻の光景。初参加の人でもすぐに溶け込める、視覚的にも体感的にも楽しめる鉄板曲だ。

9. We Are The Music

2024年のツアーでオープニングを飾ったこの曲は、まさにライブの幕開けを告げるアンセム。イントロが流れるとステージセットの階段上に水瀬いのりが登場し、観客からは大歓声が湧き上がる。シンクロライトの白い光と水色のペンライトがグラデーションを描き、**「こんにちは きづくかな きみの横ずっと歩いているんだ」**という歌い出しで会場が一気に引き込まれる。

サビの**「Yes, We are the music」に合わせた“ワイパー”の振付は観客全員で揃えるのが定番。筆者も実際に手を振りながら「もう初っ端から一体感がすごい」と感じた。さらに、終盤の「ララララーララ」の大合唱**ではステージと客席の境界が消え、まさに「私たちが音楽」という言葉を体現する瞬間が訪れる。

ジャンプポイントも用意されており、会場全体が跳ねると床が揺れるほどの迫力。ライブの最初から観客を一つにまとめ上げる力を持つ、参加型の象徴的ナンバーだ。

10. glow

4thアルバムの表題曲である**「glow」**は、ライブ本編やアンコールの終盤に披露されることが多い、温かみのあるバラードです。2022年のツアーでは、暖色系の照明に包まれたステージで水瀬いのりが一人ひとりに視線を送りながら歌い上げ、まるで会場全体を優しく抱きしめるような空気が流れました。

筆者が体感したときも、サビに差し掛かると淡い緑色のペンライトが揺れ、**「どこかに隠れてる光があるのなら照らしてゆける」**のフレーズで自然と胸が熱くなりました。観客は声を張り上げるのではなく、息をひそめるように聴き入り、サビ明けに「頑張れー!」と静かな声援が飛ぶ場面も印象的でした。

曲の余韻が消える瞬間、しんとした静寂の後に巻き起こる大きな拍手。その光景は、派手な演出がなくても音楽そのものが心を照らす力を持っていると実感させてくれます。**静かな熱狂を生む“聴かせる定番曲”**として、欠かせない存在です。

11. 三月と群青

「三月と群青」 は、群青色の照明と星空映像が組み合わされた幻想的な演出の中で披露されるバラード。水瀬いのりは語りかけるように歌い、Bメロの 「3分後の僕たちに」 では指で「3」を作る仕草を見せることもあり、観客も思わず真似して応えるなど細やかなやり取りが生まれます。

筆者がライブで聴いたとき、イントロのエモーショナルなギターが響いた瞬間に胸の奥を掴まれるようで、静寂からサビへ感情が一気に広がる流れに圧倒されました。特にラストで響く 「ずっと前から君が好きでした」 のフレーズは、別れの瞬間にあふれる愛しさと儚さを凝縮していて、涙をこらえきれなかったのを覚えています。

声を合わせるようなコールはほとんどない曲ですが、観客の小さなジャンプや指のジェスチャーが自然に重なり、静かなのに確かな一体感が会場を包みます。切なさと温もりが同居する時間は、ただ楽しいだけのライブでは味わえない、特別な瞬間です。

12. フラーグム

ラテン語で“いちご”を意味するタイトル通り、ライブ「heart bookmark」ツアーでは真っ赤なドット柄の衣装に早替えし、ステージ2階のバルコニーからサプライズ登場した水瀬いのり。その姿に観客からは「可愛い!」と大歓声が上がり、会場は一気に華やいだ空気に包まれました。さらに曲中では、ラジオでもお馴染みの 「いのりビーム❤」 を放ち、観客が「ズキューン!」と撃たれたリアクションで応えるという遊び心満載のやり取りも。

Aメロの 「待って」 というフレーズは特に印象的で、恋心のときめきがストレートに伝わってきます。そして 「どんな敵にもハロー」 という力強いフレーズが前向きなエネルギーを響かせ、柔らかなサウンドと重なって会場を温かな空気で満たしました。筆者が実際に体感したときも、思わず笑顔になり、最後には心がぽっと温まる余韻が残ったのを覚えています。可愛らしさと前向きさを両立させた、まさにライブで特別な存在感を放つ楽曲です。

13. 星屑のコントレイル

デビューアルバム『Innocent flower』収録のバラードで、切なさと力強さを同時に感じさせる楽曲です。ライブではスクリーンに映し出される満天の星空や流星の映像、星の瞬きを模した照明とともに披露され、観客は青いペンライトを揺らしながら聴き入りました。水瀬いのりは遠くを見つめるように歌い、サビで拳を強く握りしめる姿に感情の高まりが重なります。

観客の間では、イントロから裏拍で**「オイ!オイ!」とコールを入れるのが恒例で、控えめながらも楽曲を後押し。特に終盤の 「きっとぜんぶ宝物」 という歌詞では、涙ぐみながらペンライトを振るファンの姿が印象的でした。

静と動のコントラストの中で観客と呼吸が重なり、ライブだからこそ味わえる感動を残す楽曲です。

14. 僕らだけの鼓動

2023年の「SCRAP ART」ツアーでは黒いドレス姿から一転、デニムを取り入れたカジュアル衣装に早替えして登場。ドラムソロから順に楽器が重なっていく粋な演出の中、ステージを歩き回りながら手を振る・投げキッス・サムズアップなどファンサービスを次々と繰り出しました。

Bメロでは「悩んだブラウス」で服を指差し、「小さなイヤリング」で耳を触れると、観客も振りコピで応える場面が定番化。サビでは腕を突き出す振り付けで会場全体が揃い、見ていても気持ちいい一体感が生まれます。ラストの 「一緒にいたいな 一緒にいたいな 一緒にいようね」 では観客がジャンプして盛り上がり、曲が終わると「大好きだー!」という声援と大きな拍手が響きました。水瀬いのりと観客が文字通り“鼓動を合わせる”ような、ライブで欠かせない温かさに満ちた楽曲です。

15. heart bookmark

2024年リリースのハーフアルバム表題曲で、同年ツアーのタイトルにもなった楽曲。ステージには巨大な本のオブジェとブックマークを模したセットが登場し、水瀬いのりはピンク×グリーンの衣装で歌唱。ページをめくる仕草や、ラストの銀テープ&ピンクの紙吹雪が舞う演出は、曲のテーマをそのまま体現していました。MCでは「今日という日を心にしおりを挟んでね」と語りかけ、観客の胸を打ちました。

観客は自然と体を揺らし、サビの 「パン・パン・パン・パパパン!」 というリズムクラップで一体に。さらに間奏では**「La La La~」の合唱**が生まれ、初披露ながら会場全体が声を揃える印象的なシーンになりました。アウトロでは「We are all right!」の合唱が繰り返され、観客と一緒に作り上げる“参加型アンセム”として大盛況。SNSでも「heart bookmarkはライブ映えする!」「一体感がすごかった」と評判を呼んだ楽曲です。

16. Starry Wish

TVアニメ『ViVid Strike!』のEDテーマとしても知られる、水瀬いのり初期を代表するバラード。白いスポットライトに照らされ静かに歌い出す演出が定番で、2024年ツアーではバイオリニストが加わり、サビの伸びやかな高音とストリングスが重なった瞬間は鳥肌ものでした。ラストではマイクを離して生声を響かせ、大きなどよめきを呼んでいます。

観客はブルーのペンライトを星空のように揺らし、会場は水を打ったように静まり返ります。特に**「星降る夜 瞳閉じて 溢れる想い信じて」のパートでは、語りかけるような歌声が胸を締めつけ、涙を浮かべる人も少なくありません。筆者自身も初めてこの曲をライブで聴いたとき、その一瞬で心が震え、忘れられない記憶になりました。曲が終わると大きな拍手とスタンディングオベーションが起こり、その余韻こそが「Starry Wish」のコール**と言えるでしょう。

17. MELODY FLAG

水瀬いのりのラジオ番組『MELODY FLAG』のテーマ曲であり、アーティスト初期を象徴する大切な1曲。ライブでは笑顔で旗を振るような振付を見せ、背景には旗が翻る演出が重ねられることもあります。サビでは**「Melody Flag!」のフレーズで観客も一斉に腕を振り**、会場が爽やかな一体感に包まれました。

観客は水色のペンライトを中心に振りながら、自然と手拍子や声を合わせます。特に曲のラストでは水瀬いのりが「一緒に歌って!」と煽り、「ラララ〜」の大合唱がフロア全体に広がります。筆者も初めてこの合唱に加わったとき、肩を並べて声を重ねる温かさに胸が熱くなりました。ファン同士の絆が可視化される瞬間であり、ライブを象徴する参加型アンセム。静かに背中を押してくれるだけでなく、みんなで旗を掲げるような誇らしさを感じさせてくれる1曲です。

18. TRUST IN ETERNITY

2018年にリリースされた荘厳なロックナンバーで、重厚なストリングスと力強いバンドサウンドが融合したスケール感が最大の魅力。ライブではステージ後方の幕が開き、ストリングス隊が登場する演出や、水瀬さんがせり上がった高台で熱唱する姿が印象的でした。

イントロでは観客から自然に**「ハイ!ハイ!」と声が飛び、間奏では拳を突き上げた「オイ!オイ!」**が響き渡ります。さらにサビで音が一瞬途切れる箇所では、観客がペンライトをピタッと止める“静止のレスポンス”が定番で、まるで時間が止まったかのような緊張感を生み出しました。

筆者も初めてライブで聴いたとき、その瞬間に背筋がぞくっとして息を呑んだのを覚えています。凛とした立ち姿と圧倒的な歌唱は「ただの声優アーティストではない」と強烈に印象づけられ、今でも色褪せない特別な1曲です。

19. コイセヨオトメ

明るさと勢いを兼ね備えた水瀬いのりのライブ鉄板曲。イントロが始まった瞬間に客席から大歓声が上がり、隣同士でハイタッチする人までいるほど待望の一曲でした。サビ前後では観客が**「フゥフゥフゥー!」や「フゥフゥフゥフゥ!」**と息つく暇のないコールを入れ、ペンライトを頭上で回す動きも定番化しています。

ステージ上のいのりんは「ヘイ!ヘイ!」と煽りながら指差しやジャンプで応え、「落ち込んでるヒマはないよね!」の歌詞で見せた親指グッ!の仕草に観客は大歓声。曲全体がコールとジェスチャーで埋め尽くされ、最後には「やり切った!」という達成感が会場を包み込みました。筆者も初めて体験したとき、その忙しさと楽しさに圧倒されつつ、終演後に「また絶対やりたい」と強く思ったほどです。

20. アイオライト

透明感と力強さを併せ持つバラードロック。2023年の「SCRAP ART」ツアーでは、紗幕に万華鏡や歯車を投影し、その後ろで歌う神秘的な演出が印象的でした。サビで幕が一気に上がり、照明が明るくなった瞬間に現れる彼女の姿に、観客から拍手が沸き起こります。

筆者も初めてこの演出を目にしたとき、シルエットから姿が現れる流れに鳥肌が立ち、まるで一枚の絵画を見ているようでした。間奏ではゆっくり回転するステージで全方位に歌声を届け、静と動のコントラストが際立ちます。ラストサビ前の**「僕がうたう」で観客がふわりとジャンプ**する一体感も特別で、会場全体が楽曲の世界に溶け込む瞬間でした。幻想的な演出と熱のこもった歌唱が重なり、水瀬いのりの表現力を強く刻みつける1曲です。

◇ まとめ|水瀬いのりのライブで感じる“温度”と“物語”

水瀬いのりのライブは、音楽をただ“聴く”だけではなく、感情そのものを共有する体験です。
笑顔になったかと思えば胸が熱くなり、ときには涙があふれる。筆者自身が何度も現場で体感してきたように、ライブの一瞬一瞬が心を強く揺さぶり、まるで**“感情のジェットコースター”**に乗っているかのような時間が広がります。

今回紹介した20曲は、そうした特別な空気を形作る**“核となる定番曲”ばかりです。
「三月と群青」の
「ずっと前から君が好きでした」という切ないフレーズに心を締めつけられたり、「フラーグム」の「待って」**という一言に自然と笑顔がこぼれたり――ライブでは言葉以上の感情が会場全体に連鎖していきます。

バラード曲では温かな光に包まれ、静寂の中で涙を流す観客がいる一方、「TRUST IN ETERNITY」や「アイオライト」では拳が一斉に突き上がり、会場が振動するほどの熱狂が生まれる。水瀬いのりが凛とした姿で歌い上げる瞬間、その存在感に誰もが息を呑みます。

さらに「MELODY FLAG」や「Catch the Rainbow!」では手拍子やシンガロングで観客とステージの境界がなくなる。飾らないMCや自然体の笑顔も加わり、会場全体がひとつの物語を共有している感覚を味わえます。

そして2025年は、アーティストデビュー10周年という節目。
10月からの**「Inori Minase 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR Travel Record」**では、今回取り上げた楽曲の多くが再び披露されることでしょう。事前に曲を聴き込んでおけば、シンガロングやジャンプに自然と参加でき、終演後には「自分もこのステージを一緒に作り上げた」という誇らしさと深い余韻が残るはずです。

一度でも体験すれば、その熱量と物語性は確実に心に刻まれる。
あなたが参加するその日――どの曲で笑い、どの曲で涙するのか。その瞬間こそが、世界であなただけの大切な記録になるはずです。

◇ よくある質問|水瀬いのり|ライブ&フェスセトリ定番曲20選

Q1. 初めて水瀬いのりのライブに行くのですが、事前に聴いておくべき曲は?

A1. この記事で紹介している20曲は、過去の公演でも高頻度で演奏されている定番曲です。特に「Catch the Rainbow!」「MELODY FLAG」「三月と群青」「TRUST IN ETERNITY」は盛り上がる場面で演奏されやすく、予習しておくとライブをより楽しめます。

Q2. 水瀬いのりのライブの雰囲気はどんな感じですか?

A2. 明るく元気な曲では手拍子やジャンプが自然に起こり、一体感のある盛り上がりを感じられます。一方で、バラードでは温かい照明に包まれた静かな空気が流れ、しっとりと聴き入る時間もあります。感情の振り幅が大きく、笑顔と感動の両方を味わえるのが魅力です。

Q3. 事前に持ち物や準備で気をつけることはありますか?

A3. チケットと身分証明書は必須です。加えて、ペンライトやタオルは応援グッズとして持っていくと盛り上がれます。長時間立ちっぱなしになる場合が多いため、動きやすい服装と靴を選ぶのがおすすめです。水分補給用の飲み物も忘れずに。

Q4. MCやトークパートはありますか?

A4. 水瀬いのりのライブでは、楽曲の合間にファンとの距離を感じさせない温かいMCがあります。ときには舞台裏エピソードや曲に込めた思いを語ってくれることもあり、彼女の人柄を間近に感じられる大切な時間です。

Q5. 「Inori Minase 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR Travel Record」ではどんな曲が聴けそうですか?

A5. 過去のセットリスト傾向から、今回紹介した20曲の多くが披露される可能性が高いです。特に周年ツアーではファンから愛されている定番曲が中心になりやすいため、この記事の曲を予習しておくと安心です。

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