
◇ 声が枯れるまで歌った!WANIMA(ワニマ)ライブで欠かせない20曲

ライブの幕が上がった瞬間、空気が一気に変わる。WANIMAのライブは音楽を“聴く場”ではなく、観客が全身で参加し、汗と声で完成させる「体験」そのものだ。イントロが始まると自然に拳が突き上がり、サビでは大合唱が広がる。隣にいる初対面の観客と肩を組んで笑い合うことも珍しくない。筆者自身も何度もその場に立ち会い、喉が枯れても構わず叫び、涙と汗でぐしゃぐしゃになりながら「生きている」と実感してきた。
その熱気を支えるのが、繰り返し演奏される定番曲の存在である。データを見ても、2023〜2025年のライブで頻繁に披露されてきた楽曲は決まって観客と強く結びついている。「BIG UP」や「いいから」はイントロで爆発的な盛り上がりを作り出し、「ともに」ではサビの大合唱で会場がひとつになる。「エル」では照明が落ち、青白いライトに包まれて会場全体が静寂に沈む瞬間が訪れる。そして「Japanese Pride」ではKENTAの「Shake! Shake! Shake! Japanese!」の声に合わせて、フロア中が拳を突き上げる。これらは単なる人気曲ではなく、ライブを構成するうえで欠かせない役割を持つ。
SNSやYouTubeのコメントでも「声が枯れるまで歌った」「泣きながら笑った」といった感情が多く残されており、実際の観客体験と一致している。筆者も同じように、声を限界まで張り上げたり、涙が込み上げたりする瞬間を何度も味わった。
本記事では、直近のセットリストの傾向をもとに筆者自身の体験を掛け合わせ、WANIMAのライブに欠かせない20曲を徹底的に紹介する。読者の中には「セトリでよく演奏される曲を知りたい」という人もいれば、「ライブ前に予習しておきたい」という人、さらには「現場で味わった熱をもう一度思い出したい」という人もいるだろう。この記事はそのすべてのニーズに応えることを目的としている。
WANIMAの音楽は、笑顔の後に涙がこぼれ、静寂の直後に爆発する――そんな感情の振れ幅を体験できるのが大きな魅力だ。繰り返し演奏される曲には必ず理由がある。盛り上げ曲から涙を誘うバラードまで――ここで取り上げる20曲は、WANIMAのライブを語るうえで絶対に外せない存在だと断言できる。
◇ WANIMA(ワニマ)ライブ&フェスのセトリ定番曲20選

- 眩光
- BIG UP
- いいから
- ともに
- Hey Lady
- THANX
- オドルヨル
- 1106
- 雨あがり
- 1988
- Cheddar Flavor
- エル
- Revenge
- JOY
- 夏暁
- ここから
- LIFE
- 月の傍で
- Oh⁉︎ lie! wrong‼︎
- Japanese Pride
1. 眩光
「眩光」は、日々の苦しみから解放され前向きに進むメッセージを込めた真っ直ぐなロックナンバー。2022年にはドラマ『ナンバMG5』の主題歌に起用され、WANIMAの代表曲のひとつとして多くの人に知られるようになった。ファンからは「聴くと元気が湧いてくる」「まぶしい光に照らされる気分になる」といった声が寄せられ、リリース当初からライブでも定番化している。
実際のステージでは、KENTAが演奏前に「毎日苦しい思いをしとるみんな、今日くらいは解放してくれ!」と叫び、観客を力強く勇気づけるシーンが印象的だ。イントロが鳴った瞬間に観客が一斉に拳を突き上げ、バンドの厚みあるサウンドとまぶしい照明が重なって、会場全体が希望に満ちた光景に変わる。
筆者もライブで体感したが、サビの「目を覚ます 決めた方角追いかけて」という言葉に合わせて自然と拳を掲げていた。迷いを断ち切り、前に進むエネルギーをくれる1曲として、WANIMAのセットリストに欠かせない存在だと実感した。
2. BIG UP
「BIG UP」はWANIMAのライブを語るうえで欠かせないキラーチューンだ。ダンサブルで明るいナンバーとして知られ、リリース以降さまざまな公演で定番化している。2024年の有明アリーナ公演ではダブルアンコールで演奏され、短いイントロが鳴った瞬間に観客のテンションが一気に最高潮へと跳ね上がった。ライブハウス規模の公演でも、演奏が始まった途端に観客が間髪入れずにジャンプし、予定調和を超える熱狂を生み出したと評されている。
ファンからは「この曲がかかると踊らずにいられない」「自然と笑顔になれる」という声が多く寄せられており、WANIMAのポジティブなエネルギーを象徴する楽曲だ。一方で、歌詞には大人の恋愛や男女の関係を思わせるきわどいニュアンスも含まれており、落ち着いたテンポとタイトなリズムが独特の色気を漂わせている。その遊び心と大胆さは、WANIMAの他の楽曲とは異なる側面を際立たせる。
ライブではサビの「BIG UP! BIG UP! BIG UP!」に合わせて観客全員が声を張り上げ、フロア全体が大きな波のように揺れる。筆者もその瞬間ばかりは我を忘れ、拳を突き上げながら全力で叫んでいた。フェスでもワンマンでも終盤に組み込まれることが多く、会場を一気に解放してクライマックスへ導く、まさにWANIMAらしい“アダルトな盛り上げ役”だと実感している。
3. いいから
WANIMAの楽曲の中でも、ひときわアダルトで挑発的なニュアンスを放つのが「いいから」だ。直接的な言葉選びは、大人の恋愛や衝動を思わせる生々しさを持ち、音源で聴くだけでもインパクトがあるが、ライブでその勢いはさらに増幅する。
イントロ(シントロ)が鳴り響いた瞬間、観客の間から自然に「ヘイ!ホー!」の掛け声が広がる。筆者もその声に背中を押されるように拳を突き上げ、体が勝手に反応していた。サビに入ると今度は「Wow wow wow」と全員での大合唱に変わり、ステージとフロアの熱がぶつかり合って一気に爆発する。
周囲の観客と肩をぶつけ合いながら声を張り上げていると、音楽と観客の熱気が混ざり合い、フロア全体がひとつの塊になって動いているのを肌で感じた。ライブの中盤から終盤にかけてピークを作り出すこの曲は、まさにWANIMA流の“攻めの定番”だと筆者は実感した。
4. ともに
イントロが鳴った瞬間、会場の空気がふっとやわらかく変わった。KENTAの声が響くと、心の奥に直接語りかけられているようで胸が熱くなる。歌詞に込められた「どんな状況でも前へ進もう」というメッセージは、迷いや苦しみを抱えた自分の背中を押してくれるように感じた。
サビでは観客全員が声を合わせ、ステージとフロアがひとつに繋がる大合唱となる。筆者もその中で夢中になって叫びながら歌い、気づけば隣にいた知らない人と肩を組んでいた。涙ぐむ人、笑顔で声を張り上げる人、そのすべてが同じ歌に心を重ねている光景は忘れられない。
「ともに」は、WANIMAのライブに欠かせない絶対的な定番曲だ。世代や立場を超えて観客をひとつにするその力は、単なる人気曲ではなく「ライブを象徴する存在」だと筆者は強く実感した。
5. Hey Lady
「Hey Lady」はわずか1分強で終わる超ショートチューンだが、その短さゆえにライブでの破壊力は抜群だ。とびっきり早く終わる楽曲として紹介されることもあり、曲が始まった瞬間に「もうテンションがめちゃくちゃ上がります」とファンが語るほど会場の熱気は一気に跳ね上がる。
2024年のアリーナ公演では、ダブルアンコールで「BIG UP」と続けて演奏され、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。わずかな演奏時間の間に客席のあちこちでジャンプが起こり、曲が終わった瞬間に大歓声が上がるのは、もはやお約束だ。
筆者もこの曲を現場で体感したが、イントロの軽快なギターが鳴った瞬間に体が反射的に動き出し、気づけば声を張り上げてジャンプしていた。短いからこそ余韻が強く残り、「もっと聴きたい!」という気持ちにさせられる。疾走感と高揚感が凝縮された一撃必殺のナンバーとして、WANIMAのライブで欠かせない存在になっている。
6. THANX
「THANX」は、別れと感謝をテーマにしたWANIMAの代表曲で、疾走感あふれるサウンドに寄り添うような歌詞が乗せられている。2015年のアルバム『Are You Coming?』に収録された初期の人気曲で、大切な人への“ありがとう”の気持ちと前に進む勇気をまっすぐに歌い上げる楽曲として、ファンの間でも特別な意味を持ち続けている。
ライブでは大サビに突入すると、オーディエンスが一斉にバウンスしながらシンガロングする光景が定番だ。特に“ありがとうを込めて歌った”のフレーズでは、会場全体が合唱となり、フロア中に温かい空気が広がる。観客が飛び跳ねながら「離れるのは距離だけと…」と声を揃える場面では、WANIMAとファンの強い絆がそのまま可視化される瞬間だと感じる。
過去の公演では、KENTAが「みんな心の中で歌ってくれ!」と呼びかける場面もあり、コロナ禍で声出しが制限されていた時期には、笑顔で観客を煽りながら感謝の念を届ける姿が印象的だった。筆者自身もその場に立ち会い、涙ぐみながら声を合わせた経験が忘れられない。
ファンからは「この曲でいつも泣いてしまう」「別れの辛さを前向きに変えてくれる」といった声が多く、ライブでもシンガロングと涙が同時に広がる感動のナンバーだ。WANIMAのライブを語るうえで欠かせない“ありがとう”の象徴曲である。
7. オドルヨル
「オドルヨル」は、そのタイトル通り**“踊る夜”を体現するグルーヴィーなパンクチューン**で、ライブに欠かせない定番曲だ。ワウペダルを効かせたギターリフが非常に印象的で、ギタリストKO-SHIN自身も「あえてワウを使ってみてその奥深さに驚いた」と語っているほど、サウンド面でも特徴的な要素となっている。
楽曲は分厚いパンクサウンドに乗せて自然と体を動かしたくなるビートで始まり、後半にはガラリとノリが変わる展開が待っている。WANIMAらしいダイナミックなアレンジで、ライブならではの映え方を見せるのがこの曲の魅力だ。
実際のステージでは、前半で観客が激しくモッシュやジャンプを繰り返し、後半のリズムチェンジでは手拍子やクラップで応える姿が見られる。2021年の横浜アリーナ公演では、本編終盤に演奏された「オドルヨル」がライブ全体のハイライトとなり、巨大なミラーボールが回転する中で観客とバンドが一体となる予定調和を超えた狂騒空間を生み出したとレポートされている。
筆者も実際に体感したが、イントロのリフが鳴った瞬間から体が自然に揺れ出し、気づけば周囲と一緒に跳ねていた。曲後半のリズムチェンジでは手拍子の波がフロア全体に広がり、踊る夜そのものを共有している感覚になった。ファンの間でも「ライブで一番暴れられる曲!」「身体が勝手に動く」と言われるのも納得で、WANIMA屈指のライブ映えチューンとして愛されている。
8. 1106
「1106(イイロク)」は、WANIMAの楽曲の中でも特にエモーショナルで深い意味を持つ一曲だ。タイトルはボーカルKENTAの祖父の命日(11月6日)に由来し、歌詞は「拝啓」で始まり「敬具」で終わる手紙の形式になっている。幼い頃から自分を育ててくれた祖父への感謝を綴ったメッセージソングであり、縁側やタバコの煙、船の音といった郷愁を誘う描写や「好きにやって駄目なら戻ってこい」という祖父の言葉が刻まれている。その一節一節は温かくも切なく、聴く者に“大切な人”を思い起こさせる。
ライブにおける「1106」は序盤から中盤のハイライトとして配置されることが多い。コロナ禍以降、この曲は個人的な祖父への想いを超え、喪失や苦しみを抱える多くの人に普遍的に響く楽曲へと変化したとメディアでも評されている。KENTA自身も「俺はじいちゃんに向けて歌うけど、みんなも大事な人を思い浮かべて聴いてほしい」とMCで語っており、その言葉通り、観客はそれぞれの大切な人を胸に浮かべながら聴き入る。
筆者も実際に現場で体感したが、静かなイントロが始まった瞬間、会場全体が呼吸を合わせるように静まり返った。サビではKENTAの魂のこもった歌声と観客の想いが共鳴し合い、会場全体が涙に包まれていく。あの空間では音楽を聴くのではなく、共に記憶を分かち合う感覚があった。
また、「1106」はインディーズ時代から演奏され続けてきたライブ定番曲でもある。世代を越えて多くのファンに愛され続けるこの曲は、WANIMAのルーツと人間味を象徴する名曲だといえる。
9. 雨あがり
「雨あがり」は、辛い時期を越えた後の晴れやかな気持ちと、再び踏み出す一歩を歌うWANIMAの代表的パンクチューン。デビュー盤『Can Not Behaved!!』(2014年)収録で、**「都合のいい奴が増える擦り傷…声にならない痛み 明日を眩しく照らせ…」**といった歌詞には、痛みを光に変えていく彼らの精神性が刻まれている。
小気味よいギターイントロから始まる疾走感あふれる展開と、終盤のコーラスワークが聴きどころで、ライブでは観客とバンドが「おおお…」と声を合わせる恒例の光景が広がる。拳を振り上げながら叫ぶうちに、会場全体がまるで雨上がりに虹がかかるように明るさを取り戻すのだ。筆者も実際にその瞬間を体感し、落ち込んだ気持ちが吹き飛ぶ感覚を味わった。ファンからも「勇気が湧く」「励まされる」と支持される、前向きなエネルギーに満ちた一曲だ。
10. 1988
「1988」は2023年発売のメジャー3rdアルバム『Catch Up』に収録された楽曲で、タイトルはKENTA(Vo/Ba)の生年に由来する。歌詞には自身のルーツや歩んできた道への想いが込められ、「金と権力だけじゃ何も変わんない / 努力と知恵と…」といったフレーズからは、派手さではなく地道な努力で切り拓いてきたバンドの信念がにじみ出る。
サウンドは従来のWANIMAとは異なり、ミドルテンポながら力強さを備え、アルバム発売時には「新たな一面を示した」と評された。実際のライブではアルバムツアーで披露され、ツアーファイナルでは序盤の2曲目に登場。観客は曲名の“1988”にメンバーの歩みを重ねながら、手拍子や拳を突き上げて応えていた。
筆者が体感したサビの開放感は特に印象的で、会場全体が自然に体を揺らし、曲が終わると大きな拍手が沸き起こった。レビューで「優しい風に包まれた激情」と表現されるように、熱さと爽やかさを兼ね備えた新機軸のナンバーとして、多くのファンの記憶に刻まれている。
11. Cheddar Flavor
「Cheddar Flavor(チェダーフレーバー)」は2020年に発表された2ndミニアルバムの表題曲で、タイトルには**「誰かに歌うな、自分に歌え」**というメッセージが込められている。コロナ禍真っ只中にサプライズリリースされたことから、バンドの“リスタート”を刻む象徴的な一曲と位置づけられている。
サウンドは分厚い3ピースならではの迫力が際立ち、ライブでは1曲目に演奏されることが多い。実際、2021年の「Cheddar Flavor Tour」横浜アリーナ公演ではオープニングを飾り、FUJI(Dr)の力強いビートとともにKENTA(Vo/Ba)が登場直後から笑顔で観客を煽った。その瞬間、フロアは一気にジャンプと手拍子で沸騰し、続く「Chilly Chili Sauce」「Chopped Grill Chicken」との“3部作”連打で会場が揺れるほどの熱狂が生まれたという。
筆者もこの曲を1曲目で聴いたとき、まるで「今のWANIMAがここから始まる」と宣言されたような感覚を覚えた。観客の笑顔とジャンプに包まれながら、自分自身も拳を突き上げ、音と気持ちの両方で一気に引き込まれていった。ファンからも「ライブの始まりに聴くとテンションMAXになる」と評され、今のWANIMAの芯を体現する楽曲として強く支持されている。
12. エル
「エル」はWANIMAの楽曲の中でも特に切なく感動的なバラードとして知られる。2021年発表のミニアルバム『Chilly Chili Sauce』に収録され、夜空や月を思わせる情景が歌詞に描かれている。ライブでは観客の大合唱が恒例だが、声出し制限があった時期にはKENTA・KO-SHIN・FUJIの3人が重ねるハーモニーが客席を包み込み、それだけで“歌っている空気”を作り出していた。
演奏は音源以上に激しく感情的で、切なさを逆に増幅させるようだったと評され、KENTAが喉を振り絞って歌う姿に胸を打たれる観客が多かった。筆者自身も会場で聴いたとき、静かなイントロから涙が込み上げ、サビでは自然に拳を握りしめていた。声を出せなくとも涙を流したり、手を振って応える観客がいたことも印象的だ。
「エル」はただのバラードではなく、ライブにおいて心をひとつにする“無言の合唱”を生み出す特別な瞬間を担う。ファンからも「号泣した」「歌詞が美しい」と支持され、WANIMAのライブを象徴する大切なバラードとして愛され続けている。
13. リベンジ
「Revenge」は攻撃的なビートに乗せて、冒頭から観客の声を引き出す一曲だ。AメロやBメロの合間には「Oh Yeah!」「Fire!」「Wow wow wow」といったコールが絶え間なく飛び交い、ステージとフロアの掛け合いが途切れることなく続く。
サビに入ると、KENTAの歌声に呼応するように観客全員が「Try Try Try!」「辛い辛い辛い!」と叫ぶ。その声の波が押し寄せ、会場全体を飲み込む熱気が生まれる。筆者も拳を突き上げながら全力で声を合わせ、心の奥にあった悔しさやモヤモヤを吐き出すように叫んだ。
その瞬間、楽しさと高揚感が一気に倍増し、会場がひとつの塊になる感覚を味わった。「Revenge」はまさに、ライブでしか体験できない圧倒的な一体感を生み出す象徴的な曲だと筆者は感じている。
14. JOY
「JOY(ジョイ)」はその名の通り“喜び”を体現する楽曲で、疾走感あふれる8ビートと軽快なメロディが観客の心を一瞬で掴む。サビで繰り返される「JOY」というフレーズに合わせ、フロアでは自然と手拍子やクラップが広がり、会場が笑顔で満たされる。2024年のZepp公演では本編後半に登場し、ハイスピードなリズムがライブハウスの熱を一気に引き上げた。
実際に筆者が体感したときも、イントロの軽快なリズムが流れた瞬間に空気が明るく変わり、観客は左右に揺れながらジャンプ。ステージとフロアがまるで同じリズムで踊っているかのような一体感に胸が熱くなった。終盤では「JOY, JOY…」のコーラスに合わせ、声出し可能な会場では観客が大合唱し、制限のある時期でも身体全体でリズムを刻む姿が印象的だった。
ファンからも「落ち込んだ時に聴くと自然と笑顔になる」「ライブの幸福感を思い出す」と支持される、WANIMAのポジティブな側面を象徴するライブ定番曲だ。
15. 夏暁
「夏暁(かぎょう)」はアルバム『Catch Up』に収録された、夏の夜明けを思わせる爽やかなロックチューン。広がりのあるサウンドとKENTAの力強い歌声が特徴で、希望と新しい始まりを象徴するような楽曲です。2024年の有明アリーナ公演では本編ラストに演奏され、照明が夜明けを模したように変化しながら観客を包み込みました。
曲が始まると自然に手拍子が広がり、サビの「Whoa oh…」に合わせてフロア全体が腕を振りながら呼応。筆者もその一体感に胸を揺さぶられ、まるで夜明けの光が会場を照らしているかのような感覚を覚えました。終盤の高揚感は、夏の朝日が昇る瞬間を全員で共有しているようで、涙ぐむ観客の姿も見られました。
SNSでも「希望が湧いてくる」「この曲で泣いた」といった声が多く、WANIMAの10周年を象徴する新たな名曲としてファンの心に刻まれています。
16. ここから
「ここから」はタイトル通り “ここから始めよう” という前向きな決意を込めた楽曲で、ライブ序盤の盛り上げ役として定番の一曲です。アップテンポにスカのリズムを取り入れた明るいサウンドは、聴いているだけで体が弾み、自然とジャンプしたくなるような高揚感を生み出します。
北海道岩見沢での公演では、KENTAが曲の前に「恩師の言葉を送ります!ダサいのは!今だけだから!」と叫び、そのまま演奏に突入。会場は一瞬で熱気に包まれ、スカビートに合わせて観客が次々と飛び跳ねる光景が広がりました。
曲中では「Whoa oh…ここから!」といったシンガロングしやすいフレーズがあり、観客は拳を突き上げながら大声で呼応。声出しが制限されていた時期でも、クラップや手拍子でリズムに合わせ、一体感を作り出していました。
SNSには「ライブで聴くと明日からまた頑張れる」「会場みんなで歌った瞬間が最高」といった声が並び、WANIMAらしいポジティブマインドを凝縮した応援歌として、ライブの序盤から観客を掴み笑顔にさせるナンバーです。
17. LIFE
「LIFE」は2017年リリースのミニアルバム『Gotta Go!!』収録曲で、WANIMAを代表する応援ソングのひとつです【ragnet.co.jp】。疾走感あるサウンドとまっすぐな歌詞は、困難に直面しても前を向いて生きていこうという姿勢を力強く伝えています。明るいメロディに包まれながらも、その奥に漂うエモーショナルな手触りが多くのファンを惹きつけてきました。
2024年のツアーでは「Call」と並んで披露され、挫折や後悔、奮起といった感情を込めて演奏されたブロックの中で、特に観客の共感を呼んだ。ライブではサビの ♪OH OH OH… で客席全体が手を振り上げ、声出し可能な場面では大合唱が巻き起こります。筆者も実際に拳を突き上げながら声を張り上げ、その瞬間「生きている」という実感が胸いっぱいに広がったのを覚えています。
SNS上でも「背中を押される」「自分も頑張ろうと思える」といった声が寄せられ、普遍的なテーマを持つこの曲は、日常の延長線上で誰もが自分の物語を重ねられる存在です。WANIMAのライブで「LIFE」が流れると、観客一人ひとりが自分自身の明日へ向かう力をもらえる、まさにタイトル通りの一曲です。
18. 月の傍で
「月の傍で」は2021年発表のミニアルバム『Chilly Chili Sauce』収録のバラードで、夜空に寄り添う月のイメージを重ねた繊細な一曲です。音源では静かで物悲しい雰囲気を漂わせていますが、ライブでは何倍も激しいサウンドにアレンジされ、その切なさがより際立つのが特徴です。
2021年の横浜アリーナ公演では、本編中盤で披露され、KENTAが喉を振り絞るように熱唱。激しいバンドサウンドと感情のこもった歌声に会場全体が息を呑み、観客は涙ぐんだり目を閉じて聴き入るなど、それぞれが静かに曲を受け止めていました。演奏後には大きな拍手とどよめきが起こり、その余韻が会場を包み込む光景が忘れられません。
筆者も実際にこの曲を体感したとき、胸に秘めた想いが揺さぶられ、気づけば目頭が熱くなっていました。SNSでも「切ないけど力強い名曲」「生で聴いて鳥肌が立った」と評されており、WANIMAが持つ感情表現の幅広さを示すバラードとして深くファンの心に刻まれています。
19. Oh⁉︎ lie! wrong‼︎
イントロから加速していくビートに胸が一気に高鳴る。シンプルでありながらクセになるリフが鳴り響いた瞬間、フロア全体がジャンプの波で揺れる光景が広がった。
特に印象的なのはシンガロングで、観客全員が「ヘーイ!ヘーイ!!!」と叫ぶ瞬間だ。ステージとフロアが完全に噛み合い、熱気が一気に広がっていく。筆者も拳を突き上げながら声を張り上げ、その勢いに飲み込まれていった。
サビにかけて加速するテンションは留まることを知らず、気づけば声も体力も奪われている。それでも「まだ叫びたい」と思わせるほどの高揚感がある。「Oh!? lie! wrong!!」は、ライブをさらに熱くするスパイスのような存在であり、WANIMAらしい一体感を極限まで引き出す1曲だと筆者は実感した。
20. Japanese Pride
「Japanese Pride」は2015年のメジャー1stフルアルバム『Are You Coming?』収録曲で、WANIMAの幅広い音楽的ルーツを示した異色のナンバーです。歌詞には「Reggae PunkにHip Hop/R&B演歌にRockも含めて…」と多彩なジャンルが列挙され、“すべての音楽が自分たちの財産であり武器になる” というメッセージが込められています。
ライブでは序盤の“飛ばし曲”として演奏されることが多く、攻撃的なサウンドが会場を一気に温めます。2024年のZepp公演では、KENTAが曲冒頭でベースを置き、ステージを駆け回りながら観客を全力で煽り、フロアはジャンプと拳で応えました。また「Whoa oh…」のコール&レスポンスや「Japanese Pride!!」の大合唱は定番となっており、筆者も実際に拳を突き上げながら声を張り上げ、誇らしい気持ちを強く味わいました。
ファンからも「ジャンルを超えてWANIMA流に昇華しているのがかっこいい」と評価されるこの曲は、WANIMAの音楽への探究心と誇りを体現するライブ映えする一曲です。
◇ まとめ:WANIMA(ワニマ)のライブは「声」と「体験」でひとつになる

WANIMAのライブは、ただ音楽を“聴く”時間ではなく、観客とバンドが一体となって作り上げる体験そのものだ。イントロが鳴った瞬間から拳が突き上がり、サビでは会場全体が大合唱に包まれる。笑顔で叫んだ直後に涙がこぼれることもある――そんな振れ幅の大きな感情を共有できるのが、WANIMAのステージの特別さだ。
◼︎ 全員で歌う大合唱の曲
「ともに」はWANIMAの代名詞として世代を超えて歌われ続けている。サビで観客全員が肩を組んで大合唱する光景は、ライブを象徴する瞬間だ。また「Japanese Pride」の「Shake! Shake! Shake! Japanese!」という掛け声も、国境や世代を超えて誰もが声を合わせられる場を生み出している。こうした楽曲は、データ上の演奏回数が変動しても、ライブの核として常に組み込まれている。
◼︎ 会場を爆発させる盛り上げ曲
「BIG UP」「いいから」「オドルヨル」といった曲は、イントロの一音でフロアを爆発させる力を持つ。SNSやYouTubeのコメント欄には「声が枯れるまで叫んだ」「隣の人と肩を組んで歌った」といった体験談が並び、観客全員で楽しむ“フェス的アンセム”として機能していることがよく分かる。
◼︎ 涙を誘う感動曲
一方で「エル」「1106」「雨あがり」などのバラードは、会場全体を静かな涙で包む時間を生み出す。全力で声を張り上げた後に訪れる静けさと涙――その落差こそがWANIMAのライブを唯一無二のものにしている。実際に2023〜2025年の演奏データを見ても、こうした緩急のある楽曲構成は欠かさず組み込まれている。
◼︎ 初めての人にも、何度も通う人にも
初めてライブに行く人は、この20曲を押さえておけば安心だ。シンガロングや掛け声のポイントを少しでも予習しておけば、現場で自然に声が出て、楽しさは倍増する。一方で、すでに何度も足を運んでいるファンにとっては「みんなで泣いた」「全力で叫んだ」という記憶を呼び起こしてくれる。
◇ よくある質問(FAQ)

Q1. WANIMAのライブで必ず演奏される曲は?
A. セトリは公演ごとに変わりますが、「ともに」「BIG UP」「いいから」「眩光」「Japanese Pride」 は演奏頻度が高く、定番として期待できます。
Q2. 初めてWANIMAのライブに行く場合、予習すべき曲は?
A. 盛り上がり重視なら「BIG UP」「いいから」「ともに」。涙を誘う感動系なら「ともに」「エル」「1106」。これらを押さえておけば、自然にシンガロングできて楽しさが倍増します。
Q3. WANIMAのライブの雰囲気は?
A. 一言で言えば「全員参加型」。拳を突き上げ、コール&レスポンスで声を合わせ、時には笑って叫び、時には涙を流す――音楽と観客の境界線がなくなるのが特徴です。
Q4. フェスとワンマンでセトリは違う?
A. 違います。フェスは短い持ち時間のため「BIG UP」「いいから」「Japanese Pride」など盛り上げ曲中心。ワンマンでは「エル」「1106」「雨あがり」のようなバラードも組み込まれ、感情の振れ幅がより大きくなります。
Q5. シンガロングや掛け声は覚えていった方がいい?
A. 覚えておくと楽しさが倍増します。たとえば「Revenge」では観客が「Try Try Try!辛い辛い辛い!」と叫び、「Japanese Pride」では「Shake! Shake! Shake! Japanese!」が定番。「ともに」ではサビを全員で大合唱するのが鉄板です。
◇ WANIMA(ワニマ)公式サイト・各種SNS一覧

- WANIMA公式サイト
- X(旧Twitter)
- YouTube