
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|現地で味わった筆者レポート
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|セトリ
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|ライブレポート
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|まとめ
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|よくある質問
- ◇ BAND-MAID(バンドメイド) 公式サイト・SNS・配信リンク一覧
◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|現地で味わった筆者レポート

東京テレポート駅を出て国際展示場の前を抜けると、海沿いの風が少し冷たく、歩くたびに空気が入れ替わるように感じた。冬の夕暮れの光は弱く、建物の壁に薄く反射しては消えていく。その淡い光を追いかけるように歩いていると、やがて東京ガーデンシアターの白い外観が視界に広がり、そこへ向かう人たちの歩幅が自然とひとつのリズムになっていくのが分かった。今日がツアーファイナルというだけで、会場周辺の空気がいつもより濃く感じられた。
今日参戦するのは 「BAND-MAID TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター」。
2025年7月の豊洲PIT以来のお給仕(ライブ)で、あの日の音圧や、曲が切り替わる瞬間に訪れる緊張感がふいに蘇った。豊洲のあの攻め続ける構成を思い返しながら、今日のファイナルもきっと容赦ない流れになるだろうと予感していた。セットリストがまだ発表されていなかったこともあり、どんな構成で来るのか想像するだけで呼吸が少しだけ早くなる。歩く速度が自然と上がっていたのは、その期待と緊張が静かに積み重なっていったからだと思う。
会場に入り、Fブロックに立つと、ステージを真正面に捉える視界が広がった。アリーナほど視線が沈まず、2階・3階ほど高すぎない。**“人の目線の高さでステージの中心をまっすぐ捉える”**という、個人的に理想に近い距離感だった。光の軌道がこちらへまっすぐ届き、バックライトがつくる影が奥へと伸びていく。演奏が始まれば、リズムの揺れや音の重心がどんなふうに見えるのか、それを想像するだけで胸の奥が静かに熱を帯びていく。
今日は端側の席で、その角度がさらに心地よかった。真正面の広がりを保ちつつ、光が横方向に抜けていくラインが見える。ムービングライトが走るたびに、光が視界の端をかすめるように通り、そのわずかな変化がこれから始まるお給仕(ライブ)の温度を示す合図のようにも感じられた。音の定位もつかみやすく、KANAMIのギターの粒、ミクのコーラスの広がり、MISAの低音の沈む方向が立体的に掴める予感があった。
そして、今日のBAND-MAIDはきっと序盤から全開で来る──そんな気配があった。
豊洲PITのときも序盤から攻め続けていたが、今日の空気にはさらに研ぎ澄まされたものがあった。セットリストを確認しなくても、このツアーファイナルは“最初の一音から最後まで気を抜けない構成になる”と感じられた。
やがて場内がゆっくり暗くなり、ステージ奥のスクリーンにほのかな光が浮かぶ。その瞬間、周囲のざわめきが吸い込まれるように静まり、観客の呼吸がひとつに揃った。
ここから始まる物語が、「BAND-MAID TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター」 の姿そのものなのだと、そのとき確信した。
今日、この場所で鳴らされる音を受け止める準備は、もうとっくに整っていた。
◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|セトリ

- Ready to Rock
- SUPER SUNSHINE
- Protect You
- alone
- Zen
— MC — - What is justice?
- Shambles(JAM Start)
- you.
- Brightest Star
- The one(SE Start)
- SION
- Forbidden tale
- endless Story
— MC (&おまじないタイム)— - Lock and Load
- without holding back
- Toi et moi
- Dilly-Dally
- Unleash!!!!!
- NO GOD
- Magie
— MC — - HATE?
- DOMINATION
- Choose me
- Present Perfect
◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|ライブレポート

今日のお給仕(ライブ)を通して感じたのは、演奏と歌が終始揺るがなかったことだった。ステージに立つ5人の音が、序盤から終盤まで濃度を落とすことなく積み重なり続け、その一体感が会場全体を包み込んでいた。SAIKIの歌声は、一音ごとに表情を変えながらも芯がぶれず、まっすぐ伸びていく。曲が重ねられるほど声の輪郭が研ぎ澄まれ、空気が押し広がるのが分かった。小鳩ミクはギター、コーラス、そしてボーカルを任される曲でも安定した存在感で、BAND-MAIDの音色の軸を形づくる重要な柱として機能していた。KANAMIのリードは、速いフレーズでも音が濁らず、静かなパートでは丁寧に余韻が残り、その両方が立体的に響いていた。AKANEとMISAのリズム隊も曲に合わせて細かく呼吸を変え、土台を強固に保ちながらも柔軟に流れをつくっていた。
序盤は 「Ready to Rock」「SUPER SUNSHINE」「Protect You」「alone」「Zen」。
立ち上がりの「Ready to Rock」から勢いが一気に走り、「SUPER SUNSHINE」「Protect You」で音が層を増し、そのまま「alone」「Zen」で緊張と推進力の最初の山場をつくっていった。序盤のこの5曲が、今日のお給仕(ライブ)の方向性を決定づけていた。
前中盤は 「What is justice?」「Shambles(JAM Start)」「you.」「Brightest Star」「The one(SE Start)」「SION」「Forbidden tale」「endless Story」。
曲が変わるたびに光の色が切り替わり、音の重心も揺さぶられる。とくに「Brightest Star」「SION」あたりは、正面寄りの視界だからこそ光の広がりと声の伸びが重なるのがよく見えた。おまじないタイムでは 「萌え萌え!キュンキュン!」→「バンド!メイド!」 の流れで会場が柔らかく緩み、そこからまた攻めへ戻る緩急が鮮やかだった。
後中盤は、一度落ち着くかと思わせてからの反転が印象的だった。
「Lock and Load(さいちゃん key.)」「without holding back(さいちゃん key.)」 の鍵盤による柔らかな広がりから、
「Toi et moi」「Dilly-Dally」「Unleash!!!!!」「NO GOD」「Magie」 へ一気に切り替わる瞬間、音の重心が急激に前へ押し出され、フロア全体が再度BAND-MAIDの世界へ引き戻されるのが分かった。光の強度も増し、視界の奥行きが急に深くなるような感覚があった。
そして後半は 「HATE?」「DOMINATION」「Choose me」「Present Perfect」 の4曲でまとめ上げる強烈な構成。
攻めの姿勢は最後まで崩れず、音の厚みもスピード感も落ちるどころか加速していく。とくに「DOMINATION」から「Choose me」への移行は、音の連射のような推力があり、フロアの動きも自然と速くなっていた。締めの「Present Perfect」が静かに消えていくまで、緊張の糸が張り続けていた。
今日の BAND-MAID TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター が示したのは、勢いではなく“積み重ねから生まれる強さ”。
5人が同じ方向を向き、迷わず鳴らすその音が最後まで途切れなかったことこそ、このツアーの答えだったと思う。
◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|まとめ

今日のお給仕(ライブ)を見届けて感じたのは、BAND-MAIDが現在進行形で到達している“完成度”の高さだった。演奏力や歌唱力といった表面的な言葉では片づけられない、音そのものの密度と説得力が序盤から終盤まで途切れず続いていた。ツアーファイナルという特別な一日でありながら、肩に力が入るような緊張ではなく、5人がこれまで積み重ねてきたものを自然に解き放つような安定感があった。序盤の立ち上がりから最後の一音まで、迷いのない音が常にステージの中心から真っすぐに飛んできた。
SAIKIの歌声は、その象徴だった。一音一音の輪郭が明確で、伸ばす声と切る声の境目がくっきりしていて、それが曲の感情の流れを鮮やかに形づくっていた。小鳩ミクのコーラスやギター、そしてボーカルを担当した曲での存在感も、今日のサウンドの中で確かな役割を果たしていた。KANAMIのリードはどの曲でも精度が高く、速さや音数に頼るのではなく“音の意味”が伝わるフレーズばかりだった。AKANEとMISAのリズム隊は、曲が攻めに振り切れてもバランスを崩さず、柔軟さと力強さを同時に保ちながら全体の推進力を支えていた。
セトリの構成にも、今日の答えがあった。
序盤の 「Ready to Rock」「SUPER SUNSHINE」「Protect You」「alone」「Zen」 の流れは、お給仕(ライブ)の方向性をその場で示すような勢いの塊だった。
続く前中盤では、「What is justice?」「Shambles」「you.」「Brightest Star」「SION」「Forbidden tale」「endless Story」 が光と音の色を刻々と変えながら、会場の温度をさらに高めていく。
後中盤では、鍵盤が入る 「Lock and Load」「without holding back」 を経て、「Toi et moi」「Dilly-Dally」「Unleash!!!!!」「NO GOD」「Magie」 へ一気にギアが切り替わり、空気が再び加速していくのを感じた。
そして後半の 「HATE?」「DOMINATION」「Choose me」「Present Perfect」 がツアーファイナルらしい“締め”の圧を生み、最後まで緊張がほどける瞬間がなかった。
今日の BAND-MAID TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター にあったのは、勢いだけではない“積み重ねの強さ”だった。どの曲にも無駄がなく、一つひとつの音が明確な意図を持って鳴らされていた。5人の方向が揃い、その音が迷わず前へ進んでいたことが、このお給仕(ライブ)のもっとも大きな答えだったと思う。
今日感じたこの景色は、BAND-MAIDが進んでいく次のページを期待せずにはいられない、そんな夜だった。
◇ BAND-MAID(バンドメイド) TOUR 2025 FINAL 東京ガーデンシアター|よくある質問
Q1. BAND-MAIDのお給仕(ライブ)は初めてでも楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。BAND-MAIDのお給仕(ライブ)は曲間のMCが少なく、音と照明で物語を描くスタイルなので、予習がなくても“視覚と音”で世界観に入りやすい構成です。序盤・中盤・終盤で明確に空気が変わるため、ライブに慣れていない人でも流れをつかみやすいのが特徴です。
Q2. 今日のセットリストで、特に初心者におすすめの曲はありますか?
A. 攻めの勢いを感じるなら 「Ready to Rock」「SUPER SUNSHINE」「DOMINATION」。
メロディの良さや広がりを感じるなら 「Brightest Star」「endless Story」。
BAND-MAIDの“ライブで映える部分”がそれぞれ違う形で分かりやすく体験できます。
Q3. お給仕(ライブ)ではどんなところが盛り上がりますか?
A. 速いテンポの曲では自然と手が上がり、リズムが強調される曲では体の揺れが大きくなります。
特に 「Unleash!!!!!」「NO GOD」「Magie」「DOMINATION」 のブロックは盛り上がりのピークで、照明の強度とリズムの推進力が一気に会場全体を動かします。
Q4. 初めて行く場合、どの席が見やすいですか?
A. 会場によりますが、東京ガーデンシアターの場合はアリーナとスタンドの間にあるブロックが視線が安定して見やすいです。
今回のFブロックのように、ステージと目線がほぼ同じ高さの席は、光の軌道や演者の動きが立体的に見えるため初心者にもおすすめです。
Q5. お給仕(ライブ)に持っていくべきものはありますか?
A. スマホ、モバイルバッテリー、ペットボトル飲料、耳栓(音に敏感な場合)、羽織りものがあれば十分です。BAND-MAIDのお給仕(ライブ)は音圧が強めなので、耳が心配な人は軽めの耳栓を持っていくと安心できます。
Q6. 次にBAND-MAIDのお給仕(ライブ)に行くなら、何を予習すればいいですか?
A. 今日のセットリストから、序盤の攻め曲、中盤のメロディ重視曲、終盤のキラーチューンを数曲ずつ聴けば十分です。
特に 「Choose me」「NO GOD」「Brightest Star」「Zen」「endless Story」 は、お給仕(ライブ)で映えるポイントが分かりやすいのでおすすめです。
◇ BAND-MAID(バンドメイド) 公式サイト・SNS・配信リンク一覧
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