
◇ 観客と共に作る一体感─緑黄色社会(リョクシャカ)ライブ定番曲20選

緑黄色社会(リョクシャカ)のライブは、ただ音楽を“聴く”だけの場ではありません。演奏が始まった瞬間から、観客もメンバーも一緒になって作り上げる“体験”そのものです。拳を突き上げて声を張り上げる瞬間もあれば、会場全体が息を潜めて聴き入る静寂のひとときもある。そこには日常では味わえない高揚と感動が詰まっています。筆者が初めて彼らのライブを観たとき、代表曲「Mela!」で《La la la》のフレーズを隣の観客と肩を組みながら歌った瞬間、まるで自分自身が音楽の一部になったような感覚に鳥肌が立ちました。銀色のテープが舞い降りる中、会場全体がヒーローになったようなあの光景は、音源では絶対に味わえないリョクシャカの真骨頂だと確信しています。
リョクシャカの魅力は、その幅広い楽曲の表情とライブでの表現力にあります。ライブ序盤を一気に加速させる「これからのこと、それからのこと」、明るくポジティブに背中を押してくれる「陽はまた昇るから」、ダンサブルなリズムで観客とクラップを交わす「Landscape」、そして「Don!!」の《よーい…Don!!》で拳を突き上げる一体感。どの曲も始まった瞬間に会場の空気が変わり、観客の熱量が一気に爆発します。一方で、バラードの「Shout Baby」や「花になって」では、長屋晴子の伸びやかな歌声と演出が相まって涙ぐむ観客の姿があちこちで見られる。静と動のコントラストが明確だからこそ、一曲ごとに心が揺さぶられるのです。
2023〜2025年のツアーでは、声出し解禁も相まってコール&レスポンスが完全復活しました。「キャラクター」で《ケセラセラ!》と叫び、「Party!!」で「Hey!!」とジャンプし、「ピンクブルー」で「あーあ!」の合唱が巻き起こる。演出面でも、花火や星空を映し出す「マジックアワー」、朝日の照明で未来を感じさせる「陽はまた昇るから」、**巨大ブロッコリー像が登場する「Don!!」**など、視覚と聴覚をフルに使った演出が盛りだくさんです。観客はただ聴くだけでなく、声を出し、体を揺らし、時には涙を流しながら、メンバーと一緒にライブを作り上げています。
今回の記事では、2023〜2025年の最新セットリスト傾向をもとに、緑黄色社会のライブで定番となっている人気曲20選を徹底解説します。曲ごとの演出やコールのポイント、観客のリアルな反応を交えながら紹介するので、初めてライブに行く方でも「どこで声を出せばいいのか」「どの曲で泣けるのか」といった見どころを事前に掴めるはずです。そしてすでに何度も参戦しているファンの方も、「あのときの景色、わかる!」と共感しながら楽しんでいただけるでしょう。
リョクシャカの音楽は、日常をちょっと特別に変えてくれる力を持っています。だからこそライブは、ただの演奏会ではなく、観客一人ひとりが主役になれる空間。今回紹介する20曲を押さえておけば、次のライブで全力で楽しめること間違いなしです。
◇ 緑黄色社会(リョクシャカ)ライブ&フェスのセトリ定番曲20選

- Mela!
- キャラクター
- 始まりの歌
- sabotage
- Shout Baby
- サマータイムシンデレラ
- 花になって
- これからのこと、それからのこと
- 恥ずかしいか青春は
- あのころ見た光
- LITMUS
- 陽はまた昇るから
- Party!!
- Landscape
- Don!!
- ピンクブルー
- 僕らは生きものだから
- マジックアワー
- 馬鹿の一つ覚え
- またね
1. Mela!
緑黄色社会の代表曲であり、ライブでは欠かせない超定番アンセムだ。イントロが鳴った瞬間に手拍子が広がり、〈La la la〉のフレーズでは観客が腕を大きく左右に振る。その光景はまるで大きな波がうねるようで胸を熱くする。サビに入ればシンガロングの大合唱が会場を包み、筆者も思わず声を張り上げた。2024年のアリーナツアーでは、2階席まで揺れるほど観客が飛び跳ねていたのを実際に肌で感じた。さらに演出ではブラスセクションが音の厚みを増し、サビ直前に銀テープが降り注ぐと歓声が爆発。筆者も手を伸ばして掴もうとしたあの瞬間は忘れられない。*Mela!*はリョクシャカを世に知らしめた象徴曲であり、ライブでは観客全員がヒーローになれる体験を作り出す。
2. キャラクター
2022年リリースのアルバム『Actor』収録のアップテンポなポップチューンで、ライブでは幸福感に包まれる瞬間を生む定番曲。2023-24年のアリーナツアーではアンコール最後に披露され、曲開始と同時に天井から巨大なカラフルバルーンが降り注ぎ、フロアは多幸感で満ち溢れた。中盤、長屋晴子の「ケセラセラ!」に観客が一斉に応える瞬間は圧巻で、サビでは会場全体が大合唱の合唱団と化した。筆者も声を枯らしながら歌い、隣の観客と肩をぶつけ合うほどの熱狂を体感した。ステージでは長屋がpeppeに寄り添って歌い、小林壱誓がギターを抱えアリーナに降りた時は大歓声が沸き起こった。Mela!が背中を押す曲だとすれば、この曲は「そのままでいい」と包み込む温かさ**を持ち、ライブを名残惜しさと前向きさで締めくくる特別な一曲となっている。
3. 始まりの歌
ファン人気の高いポジティブソングで、ライブでは必ずといっていいほど大合唱が起こる定番曲。イントロが鳴った瞬間から体が自然に動き、サビの《ルラララ》では観客全員が腕を振りながら歌い出す。真っ白なライトに照らされた会場で響くシンガロングは、まさに**“ライブの喜びそのもの”だ。曲前に長屋晴子が「準備できてる!?」と煽れば大歓声が返り、始まった途端に会場全体がひとつの大合唱団**と化す。照明を一度落とし、サビで一気に光を解き放つ演出も圧巻で、筆者も鳥肌が立った。2024年アリーナツアーでは序盤3曲目に配置され、拳と声を突き上げる瞬間を全身で味わい、「やっぱりこの曲から始まる高揚感は格別だ」と強く実感した。
4. sabotage
テレビドラマ主題歌にも起用されたパワフルなロックナンバーで、ライブでは終盤のクライマックスを飾ることが多い。イントロが鳴った瞬間に会場の熱気が爆発し、拳を突き上げた観客が一斉にジャンプしてフロアが揺れる。2023年のホールツアーでは、アンコール最後に小林壱誓が**「ぶち上がれ!」と絶叫してから突入し、筆者も体ごと煽られるように熱狂に巻き込まれた。間奏のギターソロに続くベースやキーボードの技巧に「全員すごい!」と歓声が飛び、終盤では長屋晴子がマイクを客席に向けると「Whoa oh oh…」の大シンガロングが響き渡った。ラストサビでは観客全員が飛び跳ね、終演と同時に「最高!」の声と大拍手。汗だくで声を枯らしながらも笑顔が止まらない、まさにライブの大ハイライト**だ。
5. Shout Baby
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』EDとして知られる切ないミディアムナンバー。ライブでは冒頭、長屋晴子にスポットライトが当たり、透き通る歌声が響いた瞬間に会場は一気に静まり返る。近年はストリングスを加えた特別アレンジで、弦の響きが切なさをさらに増幅させた。サビに向かう高揚とともに胸が締めつけられ、筆者も思わず息を呑む。歌詞に共感して涙を拭う観客も多く、後半では暖色の照明と夕暮れの映像が重なり、曲の世界が広がっていく。歌い終わると大きな拍手が静寂を破り、すすり泣き混じりの歓声が飛んだ。余韻に浸りながら**「最高だった」と心から思える瞬間**であり、ライブを象徴する感動のハイライトだ。
6. サマータイムシンデレラ
2023年夏の月9ドラマ主題歌として書き下ろされた爽やかなポップチューン。ライブでイントロが流れると、夏の風が吹き抜けたように会場の空気が一気に明るくなる。スクリーンには海や青空の映像が映し出され、青い照明と相まってまるで海辺にいるかのよう。観客はタオルを回したり手を振ったりして夏祭りのように盛り上がる。長屋晴子の笑顔あふれる歌声と伸びやかなロングトーンに「フー!」と歓声が返り、フロアが揺れるのを筆者も体で感じた。終盤に演奏されることが多く、東京体育館では「夏だー!」の叫びとともに祝祭感がピークに。ラストの**「サマータイムシンデレラー!」で笑顔が弾け、会場全体が幸福感に包まれた**。
7. 花になって
アニメ『薬屋のひとりごと』OPとして書き下ろされた壮大なバラード。ライブでは静かな歌い出しから一気にサビで爆発する展開が圧巻で、2024年アリーナツアーではアコースティック明けに披露され、静寂から力強いバンドサウンドへと転じた瞬間に鳥肌が立った。長屋晴子の「花になって~」という伸びやかな歌声が響くと、会場全体が一気に感情を揺さぶられる。背後には花びらの映像が咲き誇り、赤やピンクの照明が幻想的に空間を彩る。歌詞「君の毒は私の薬って」のフレーズでは涙を拭う観客も多く、演奏後にはどよめきと拍手が広がった。優しさと強さが共存する名曲で、バラードパートのハイライトにふさわしい一曲だ。
8. これからのこと、それからのこと
2024年のアリーナツアーで本編1曲目に披露された疾走感あふれるロックナンバー。ギターリフが鳴った瞬間に観客は総立ちとなり、拳を突き上げて開演直後から熱狂に包まれた。サビでは自然とクラップが広がり、リズミカルなドラミングに合わせて1万人の手拍子が響く。2023年のホールツアーでもMC明けに投入され、再びフロアを沸かせた。最新公演ではラストサビで4人のメンバーを分割スクリーンに映し出す演出があり、推しメンに声援を送る観客の熱気がさらに高まった。ラストに長屋晴子が「ありがとう!」と叫び締めくくると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれる。序盤や再加速の定番として欠かせない一曲だ。
9. 恥ずかしいか青春は
軽快なメロディーが魅力のポップロックチューンで、アンコールの定番として愛される一曲。明るい疾走感の中に「青春とは何か?」と問いかける歌詞が響き、そのギャップが観客の胸を強く打つ。イントロが始まると自然に手拍子が広がり、サビで《恥ずかしいか青春は!》と長屋晴子が叫ぶと、拳を振り上げた観客が声を合わせる。2024年夏のROCK IN JAPANでは国内外の観客が大合唱し、国境を越えた一体感を生んだ。近年は本編ラストやアンコールで披露されることが多く、2025年のホールツアーでは声出し解禁の中で力強いシンガロングが会場を包み込んだ。問いかけに「全然恥ずかしくない!」と応える熱気と笑顔が溢れる、青春そのものを体感できる曲だ。
10. あのころ見た光
郷愁を誘うメロディーと力強いメッセージを併せ持つミディアムナンバーで、ライブでは観客参加型の一体感を生む定番曲。2023年の東京公演では長屋晴子が「東京、元気あるか!」と煽り、イントロと同時に割れんばかりの大合唱が響いた。サビではスポットライトが客席を巡り、観客は胸に手を当てて歌ったり肩を組んで揺れたりと、光を探すような演出と一体となる。後半ではペンライトやスマホの光が無数に揺れ、幻想的な光景が広がった。2025年の東京体育館では「みんなの声を聞かせて!」の呼びかけに応えたシンガロングが感動のピークを生み、涙を流しながら声を張り上げる観客の姿が胸を打った。ライブで最も心に残る名場面を作り出す一曲だ。
11. LITMUS
ミステリアスでドラマチックな雰囲気を持つ楽曲で、ライブでは物語性のある演出が光る。ピアノの静かなアルペジオに長屋晴子の感情豊かな歌声が重なり、会場全体が一気に張り詰めた空気に包まれる。サビに突入する瞬間、眩い白いライトが一斉に点灯し、まるで夜明けを告げるかのようなコントラストに観客から驚きの声が漏れる。2023年の『pink blue tour』では中盤に披露され、ブルーやパープルの照明が切り替わる中、力強いバンドサウンドが響き渡り会場を圧倒した。間奏では赤いライトが点滅し、ギターソロとシンセが絡み合ってクライマックスを築き上げる。観客は静寂のパートでは固唾を飲んで聴き入り、盛り上がりでは歓声を爆発させる。その落差が鳥肌を呼び、ファンからも「世界観の再現力がすごい」と称賛される、緑黄色社会の表現力を象徴する一曲だ。
12. 陽はまた昇るから
映画『クレヨンしんちゃん』主題歌として書き下ろされたポジティブなポップチューンで、ライブでは未来への希望を感じさせる定番曲だ。サビの《陽はまた昇るから》では観客が人差し指を突き上げるのがお約束で、1回目と3回目のサビで一斉に天を指す光景は圧巻。明るいギターに合わせて自然に手拍子が広がり、長屋晴子の「行くぞー!」に「オーッ!」と返す声が重なって、会場全体が一体となる。さらに、朝日の映像やオレンジの照明が差し込む演出は、本当に朝焼けを迎えたような感覚を観客に与える。ラストで「また明日ねー!」と歌い切ると、晴れやかな拍手と歓声が沸き起こり、思わず「明日も頑張ろう」と前向きになれる。ライブの後半に配置されることが多く、温かな余韻を残す一曲だ。
13. Party!!
アニメ『ダンジョン飯』EDとして人気を集めた、名前通りパーティー感満載のナンバー。ライブでは「楽しもうよ いいから跳んじゃって」の直後に観客が**「Hey!!」と叫び一斉にジャンプするのがお約束だ。さらに「喜んでる顔にお手上げ」で全員がバンザイし、クラップが波のように広がる光景は見ているだけで笑顔になる。2025年の『Channel U』ツアーではオープニングに配置され、ホーン隊とコーラスを加えた豪華編成でいきなり会場を爆発的に盛り上げた**。長屋晴子の「最高のライブにしようね!」の声にフロア中から大歓声が返り、初参加でも自然と声を合わせられる参加型の一曲だ。ラストには観客もメンバーも笑顔で「パーティー!!」と叫び、その瞬間、会場全体が本当の祝祭空間になる。
14. Landscape
洗練されたダンサブルなリズムが心地よいナンバーで、クラップの掛け合いが盛り上がるライブ定番曲。イントロが流れた瞬間から会場はカラフルな照明に染まり、観客は自然と手拍子で応える。サビ前に**「クラップ!」と促されると全員が一斉にリズムを刻み**、フロア全体が揺れる様子はまるで巨大な楽器のようだ。2024年横浜アリーナでは「まだまだいけるよね!」の一声で笑顔とクラップが広がり、車窓映像の演出と重なって筆者は本当にドライブしているような感覚に包まれた。中盤には“手拍子講座”でリズムを合わせる一幕もあり、一体感はさらに高まる。大阪城ホールでは1万人のクラップが完全に揃った瞬間、鳥肌が立つほど圧巻で、終演後は「楽しかった!」の歓声が飛び交った。観客参加型の楽しさを象徴するキラーチューンだ。
15. Don!!
モータウンビートとロックンロールが融合したノリの良い一曲で、ライブでは拳を突き上げるコール&レスポンスが定番。サビの**「よーい…Don!!」で観客全員が拳を掲げ絶叫する瞬間は圧巻で、声出し解禁後の公演では解放感と喜びが一気に爆発した。アップテンポなリズムに合わせて自然とクラップやタオル回しが起こり、間奏では観客が体を揺らして踊る光景が広がる。2024年アリーナツアーでは巨大ブロッコリー像がせり上がるサプライズ演出**があり、客席から「出たー!」と大歓声が沸いたのを筆者も体で感じた。終盤に演奏されることが多く、ラストでは長屋晴子の「みんな最高ー!」に「イェーイ!」と返す掛け合いで締めくくられる。笑顔と熱気が渦巻き、ライブのピークを飾るアッパーチューンだ。
16. ピンクブルー
アルバム『pink blue』の表題曲で、挑戦的なサウンドと遊び心に満ちたライブ映えナンバー。イントロが鳴るとクラップが自然に起こり、歌詞の「ニュースキャスター噛んじゃって どんまーい」に観客が**「あーあ!」と返すのがお約束**。初めてでもすぐ声を合わせられ、会場は笑顔に包まれる。2023年のツアーではオープニングを飾り、白幕にピンクとブルーの文字が投影される中、5千人のクラップが重なり大歓声が響いた。アリーナ公演ではMVを再現し、長屋晴子が電話で「串カツ1万人前お願いします!」と芝居を披露、日替わりで注文を変える演出に観客は大爆笑。筆者も隣の観客と顔を見合わせて笑ってしまった。ラストサビでは**「あーあ!」の大合唱が繰り返され、演奏後には「最高!」の声が飛び交う。ユーモアとキャッチーさで初参加の観客すら虜にする一曲**だ。
17. 僕らは生きものだから
生命力とつながりを歌うミディアムナンバーで、ライブでは感動の名場面を生む一曲。2025年の東京体育館公演では4人のコーラス隊を加えた特別編成で披露され、豊潤でゴスペルのような響きが会場を包んだ。長屋晴子のまっすぐで力強い歌声が重なった瞬間、筆者も全身に鳥肌が走った。観客は肩を組んだり体を揺らしながら聴き入り、《争いは何も生まないよ、ないよ!》のフレーズで涙を浮かべる人も多い。温かなオレンジやグリーンの照明と、家族や森の映像演出が重なり、自分の大切な人を思い浮かべる時間となった。ラストは観客全員でのアカペラ合唱。静寂の中に声だけが響き渡り、筆者も涙をこらえきれなかった。終演後はすすり泣きと大拍手が入り混じり、人と人が支え合う力を実感できる、心震える楽曲だ。
18. マジックアワー
黄昏から夜へ移る**“魔法の時間”を描いたスローバラードで、ライブでは幻想的な演出が光る名曲**。青や紫の照明に包まれた瞬間、会場はまるで星空の下にいるかのようで、ストリングスの響きが重なるとロマンチックさが一気に増す。長屋晴子の歌声は囁くような繊細さから力強い伸びまで表情を変え、その儚さに筆者も胸を締めつけられた。観客は息を潜めて聴き入り、涙を拭う姿も多い。ラストには天井に星が広がり、花火の映像がスクリーンに映し出され、歌詞の世界観がそのまま視覚化される瞬間となった。初めて聴く人でも思わず「綺麗すぎる…」と声を漏らすほど。余韻が消えてもしばらく拍手が鳴りやまず、長屋が「魔法の時間だね」と語りかけると温かな反響が返った。CD以上に心を揺さぶる歌唱で、ライブに特別な静寂と感動をもたらす一曲だ。
19. 馬鹿の一つ覚え
ファンキーなベースラインが光るナンバーで、ライブでは観客を踊らせるグルーヴィーな定番曲。イントロで穴見真吾のスラップが炸裂すると「おおーっ!」と歓声が上がり、そのまま会場中がリズムに乗って手を挙げる。明るく軽快な曲調にメンバーもステップやジャンプで楽しげに演奏し、観客も笑顔で一緒に飛び跳ねる。歌詞は“これしかできないけどそれでいい”という前向きなメッセージで、「これが好きで何が悪い!」と訴える熱気が広がる。2025年東京体育館ではメドレーで披露され、Monkey Danceへ繋がる展開に大興奮。終盤のギターソロ明けに大きな拍手が湧き上がった瞬間は、ライブならではの感動的なハイライトだった。演奏後、長屋晴子が「最高にファンキー!」と声をかけ、会場は拍手と笑顔で包まれた。
20. またね
インディーズ時代の1stミニアルバム『Nice To Meet You??』収録曲で、別れと再会を描いた珠玉のポップソング。ライブでは本編ラストやアンコール前に演奏されることが多く、涙をこらえながら歌う長屋晴子の姿に客席もすすり泣きが広がったこともある。2023-24年のアリーナツアーではオープニング曲に抜擢され、静寂の中で長屋が歌い出す瞬間に感嘆の声が上がり、サビで一気に開放的なバンドサウンドへ。夕日や星空を模した照明、扉が閉まる映像演出も印象的で、曲後に長屋が「またね…」と呟くと温かな拍手が湧いた。筆者にとってもリョクシャカと出会った大切な曲であり、ライブの始まりや終わりを特別に彩る“再会の約束”のような一曲だ。
◇ まとめ|緑黄色社会のライブでしか味わえない“一体感”と“感動”

緑黄色社会(リョクシャカ)のライブには、音源だけでは決して伝わらない特別な力があります。それは、観客とメンバーが互いにエネルギーを交換し合いながら、一瞬一瞬を共に作り上げていく**“生の音楽体験”**です。今回紹介した20曲はいずれも、そんなライブの真骨頂を象徴する楽曲たちでした。
拳を突き上げる「Don!!」や「Mela!」のように会場を爆発的に盛り上げる曲がある一方で、「Shout Baby」や「花になって」のように涙を誘うバラードも存在します。さらに「Landscape」のようにクラップで一体感を生む曲や、「ピンクブルー」「Party!!」のようにユーモアある演出で笑いと驚きを届ける曲もある。多彩な楽曲表現がライブを飽きさせない大きな理由です。
また、観客参加型の要素が強いのも特徴です。「キャラクター」での《ケセラセラ!》や「陽はまた昇るから」での指差しなど、初参加でも自然に参加できる工夫が随所にあります。その瞬間、隣にいる知らない人とも声を合わせて笑顔になれる。会場全体が“ひとつのチーム”になる高揚感は、ライブでしか味わえない醍醐味です。
演出面も忘れられません。「マジックアワー」で広がる星空や花火、「陽はまた昇るから」の朝焼け照明、そして「Don!!」で飛び出す巨大ブロッコリー像──音と映像、観客の反応が融合することでライブ全体が物語のように進んでいきます。
筆者自身、リョクシャカのライブを観るたびに「この瞬間を生きていてよかった」と心から感じます。声を枯らすまで歌い、涙が止まらないほど感情を揺さぶられ、終演後には「また会いたい」と強く願う。その繰り返しこそが、リョクシャカを愛する理由です。そして最後に演奏される「またね」のように、メンバーと観客が「また必ず会おう」と約束を交わす。その瞬間、ライブは音楽を超えて人生の一部になるのです。
これから初めて緑黄色社会のライブに行く人も、何度も足を運んでいる人も、今回紹介した20曲を知っておけば楽しみ方が広がり、一体感と感動をより深く味わえるはずです。定番曲だからこそ生まれる共鳴を、ぜひ会場で体感してください。そして「最高!」と叫びながら、リョクシャカと一緒に最高の時間を共有しましょう。
◇ よくある質問(FAQ

Q1. 緑黄色社会のライブで必ず演奏される定番曲は?
A1. 代表曲「Mela!」はほぼ全公演で披露される超定番アンセムです。その他にも「キャラクター」「始まりの歌」「Don!!」など、会場を一体にする盛り上げ曲は高確率で演奏されます。
Q2. 初めてライブに行くなら、予習しておくべき曲はありますか?
A2. 声出しや振り付けで参加できる「Mela!」「キャラクター」「Party!!」「ピンクブルー」がおすすめです。サビや合いの手がわかりやすく、初参加でもすぐ一緒に楽しめます。
Q3. バラードで感動する曲はどれですか?
A3. 「Shout Baby」「花になって」「マジックアワー」などは涙を誘う名曲です。静まり返った会場に長屋晴子の歌声が響く瞬間は、ライブのハイライトのひとつとなっています。
Q4. 演出が派手な曲はありますか?
A4. 「Don!!」の巨大ブロッコリー像、「マジックアワー」の星空や花火、「陽はまた昇るから」の朝焼けの照明など、曲の世界観に合わせたユニークな演出が楽しめます。
Q5. セトリは毎回同じですか?
A5. 基本的に最新ツアーではアルバムやシングル曲を中心に組まれますが、定番曲はほぼ固定で登場します。曲順や演出が公演ごとに工夫されるため、何度参戦しても新鮮な体験ができます。
◇ 緑黄色社会(リョクシャカ)公式サイト・SNSリンク一覧

- Official Site
緑黄色社会 Official Website - X(旧Twitter)
@ryokushaka - Instagram
@ryokushaka_official - YouTube Official Channel
https://m.youtube.com/@ryokuoushokushakai