【2025年版】SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)ライブ&フェスのセトリ定番曲20選|セカオワ入門におすすめ

【2025年版】SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)ライブ&フェスのセトリ定番曲20選|セカオワ入門におすすめ

◇ 歓声と静寂、感動のすべてがここに――SEKAI NO OWARI(セカオワ)が描くライブ体験の核心

客電が落ち、会場がすっと暗くなる。静まり返った刹那、低音のイントロが床を伝い、ステージの光がにじみ出す。誰かが合図をしたわけでもないのに、観客の腕が自然と上がり、同じビートに導かれるように揺れ始める。筆者も息をのんだまま、音と光と声が重なっていく瞬間を全身で受け止めていた。

SEKAI NO OWARI(セカオワ)のライブは、ただ音楽を“聴く”だけの時間ではない。演出の緻密さ、曲に込められたメッセージ、そして観客の反応が混ざり合い、その夜だけの特別な物語が会場に生まれる。2023年には声出しが解禁され、「スターライトパレード」のアンコール合唱が完全復活。スマホライトの光が満天の星空のように客席を照らし、観客の歌声が夜空に溶けていった。2024年にはフェスで「Dragon Night」がトップバッターとして披露され、イントロが鳴った瞬間に地鳴りのような歓声とジャンプが巻き起こる光景**が各地で見られた。そして2025年、新曲「琥珀」が早くも定番曲に加わり、「生で聴いて涙が止まらなかった」という声がSNSに溢れた。

筆者自身も、その進化の過程を何度も目撃してきた。**「Fight Music」でタオルを全力で振り回し声を枯らし、「silent」や「眠り姫」では誰もが息を潜めて最後の一音まで聴き入り、静寂が会場を支配する瞬間に鳥肌が立った。**歓声と静寂、熱狂と感動――このコントラストこそ、セカオワのライブが唯一無二である理由だと筆者は思う。

本記事では、最近のセットリストの傾向と筆者の実体験を重ねながら、セカオワのライブがなぜ特別なのかを徹底解説する。単なる曲紹介ではなく、どの曲でジャンプし、どこでシンガロングし、どの瞬間に静寂が訪れるのかまで具体的に描くことで、初めてライブに行く人も久々に参戦する人も、次のライブを100倍楽しめる予習ガイドになるはずだ。

◇ SEKAI NO OWARI(セカオワ)ライブ&フェスのセトリ定番曲20選

  1. Dragon Night
  2. Habit
  3. Dropout
  4. Fight Music
  5. Time Machine
  6. インスタントラジオ
  7. Witch
  8. RPG
  9. 最高到達点
  10. 眠り姫
  11. Death Disco
  12. ANTI-HERO
  13. バードマン
  14. Monsoon Night
  15. silent
  16. 炎と森のカーニバル
  17. 琥珀
  18. RAIN
  19. 虹色の戦争
  20. スターライトパレード

1. Dragon Night

筆者が初めて「Dragon Night」をライブで体感したとき、最初のイントロが鳴り響いた瞬間に会場の空気が一変した。腕が一斉に上がり、サビに突入するとスタジアム全体がうねるように揺れ出す。まるで大地そのものが呼吸をしているかのようで、「地震でもないのにスタジアムが揺れ出した」と思った。

曲の合間にFukaseが「いいねぇ!」と叫ぶたびに歓声が波のように広がり、熱気はさらに加速していく。そしてお約束の「歌える?」の一言。観客全員がサビを大合唱し、最後にFukaseが「いいね!」と応えると、会場は歓声と拍手でひとつの巨大な生き物のように脈打った。

多くのファンが「『Hey!!』のコールやサビ後のジャンプが楽しすぎる」と語るように、この曲はジャンプ・シンガロング・コール&レスポンスの三拍子が揃った究極のライブアンセムだ。筆者自身も声を枯らして歌いながら、この瞬間こそがSEKAI NO OWARIのライブが特別であり続ける理由だと改めて実感した。

2. Habit

2022年に社会現象級のヒットを記録し、今ではライブのラストを飾る定番曲となった「Habit」。筆者が観た公演では、二番が始まる直前、深瀬がふいにマイクを客席に向けて**「大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど〜」**と告げた。その一瞬の静寂のあと、会場から見事な大合唱が響き渡り、深瀬がいたずらっぽく笑う。その瞬間、筆者の胸に鳥肌が立ち、「これがセカオワのライブか」と心の中で呟いていた。

イントロが鳴り出すと同時に「待ってました!」の歓声が爆発し、サビでは観客全員が圧倒的なシンガロングで応える。さらにDJブースの上に立った深瀬が観客を煽ると、会場全体がひとつの生き物のように躍動する。SNSにも「難しいフレーズを任せてくるのがエグい(笑)」「でも歌えたときの快感がすごい」といった感想が溢れ、この観客参加型の演出こそが「Habit」最大の魅力だと改めて感じた。

3. Dropout

ここ数年でライブの定番曲として急浮上したのが「Dropout」だ。筆者が観た公演でも、低音がドン、と鳴った瞬間に会場の空気が一変し、深瀬の「飛べ〜!」という叫びとともに観客が一斉にジャンプ。フロア全体が波のようにうねり、ステージの照明が激しく点滅する中、ビートと歓声が混ざり合っていった。

リリース当時から聴いていた筆者にとって、この盛り上がりは想像以上で、気づけば夢中で飛び跳ねながら「この曲はライブで完成するんだ」と実感していた。SNSでも「Dragon Nightに負けないくらい楽しい!」と語るファンが多く、その言葉に頷かされる。

観客のジャンプやシンガロングが自然発生的に広がっていく光景は、音楽と観客が一体となるセカオワのライブそのもの。だからこそ「Dropout」は今のセットリストに欠かせない存在になったのだと思う。

4. Fight Music

サビ直前、筆者は周りの観客と一緒にタオルを頭上に掲げた。ビートが一段と強くなり、クライマックスに向けて走り出した瞬間、会場全体が一斉にタオルを振り回す。まるで嵐がフロアを駆け抜けるようで、筆者の腕にも鳥肌が立った。この光景こそ、ライブでしか味わえないセカオワの代名詞だ。

繰り返される「ソレ」のフレーズは、筆者にとって自分自身へのエールのように響いた。観客それぞれが抱えるものは違っても、この曲はそのすべてを肯定し、背中を押してくれる。SNSでも「タオルを振りながら泣いてしまった」と語るファンが多く、その言葉に共感せずにはいられない。

演奏が始まった瞬間、友人と顔を見合わせて「来た!」と叫び、腕がちぎれそうになるほどタオルを振り続けた。音楽と歓声と感情が重なり合い、あの瞬間の会場は確かにひとつの生き物のように鼓動していた。

5. Time Machine

会場が暗転し、静かにピアノの音が響き始めた瞬間、筆者は思わず息を呑んだ。「前も見れないけど 上も向けないけど 僕を見つめていこう」――歌い出しのフレーズが会場全体に広がると、数万人の観客が一斉に息を潜め、会場全体がひとつの呼吸をしているように静まり返った。

この曲についてSaoriが「昨年Fukaseくんが落ち込んでいた時に歌詞を書いてもらった」と語っていたことを思い出し、筆者は胸の奥が熱くなるのを感じた。声の震えやピアノの余韻までが心に染み込み、曲が終わる頃には自然と目頭が熱くなっていた。

SNSでも「ライブで聴くと涙が止まらなかった」と感想が多く寄せられており、この静寂の時間がファンにとってどれほど特別な意味を持つかが分かる。最後の音が消えた後、会場を満たしたのは大歓声ではなく、長く温かい拍手だった。筆者は「音楽ってこんなにも人の心を揺さぶるのか」と改めて実感した。

6. インスタントラジオ

「盛り上がる曲をやります!」――深瀬の声が響いた瞬間、会場の空気が一気に変わった。イントロが鳴り始めると同時に、筆者も周りの観客も自然と手を叩き、リズムに合わせて体が動き出す。アップテンポなビートに乗ってジャンプやクラップが波のように広がっていくあの感覚は、まさにライブの醍醐味だった。

この曲はインディーズ時代から演奏され続け、近年のツアーではアンコール曲としての定着率が高い。筆者が初めて聴いたときも、最後の最後まで会場中が声を揃え、「終わってほしくないな」と思いながらも最高にハッピーな気持ちでライブを締めくくれたのを覚えている。

特に印象的だったのは、2023年の無料ライブでDJ LOVEの派手なスクラッチが加わったときだ。まるでフェス会場のような盛り上がりで、観客も筆者も汗だくになりながらジャンプし続けた。SNSでも「一体感がすごすぎる」「フェス気分になれる曲」と話題になり、音楽と熱気が融合して生まれるこの高揚感こそが、「インスタントラジオ」が長年愛され続ける理由だと改めて実感した。

7. Witch

前の曲まで明るい雰囲気だった会場が、一瞬で暗転した。 ステージのスクリーンに血のように赤い魔法陣が浮かび上がり、重低音が床を震わせた瞬間、筆者は思わず息を呑んだ。ここから始まったのが**「Witch」**――会場の空気を根こそぎ変える一曲だ。

イントロが進むにつれ、真紅のライトがステージを照らし、深瀬の低く静かな歌声とSaoriのピアノが重なり合う。観客は誰ひとり声を出さず、筆者も体を動かすのをやめ、ただ音に飲み込まれていった。周囲の人々の視線も全てステージに釘付けで、会場全体が一瞬にして異世界に引き込まれたような感覚に包まれた。

セカオワのライブは「ジェットコースターのようだ」とよく言われるが、この**「Witch」はまさにその象徴。ファンタジックな曲から一転、ダークでシリアスな世界に突き落とされる緊張感。曲が終わった後の静寂でさえ計算された演出の一部のようで、筆者は「これがセカオワのライブの真骨頂だ」**と心の底から実感した。

8. RPG

2024年の公演。サビ前の「フー!!」という掛け声が響いた瞬間、筆者の腕に鳥肌が立った。花道に深瀬が姿を見せ、マイクを客席に向けると、会場全体が待ってましたと言わんばかりに「空は青く澄み渡り…」と大合唱を始める。 数万人の声が重なり合い、まるで会場全体がひとつの巨大な楽器になったかのような感覚に包まれた。

サビを歌い終えた後、が「いいね〜!」と笑顔で返すのもお約束。さらにこの公演では、Fukaseが「ええやん〜!」と関西弁で返してくれて、観客が一斉に歓声を上げた瞬間は今でも忘れられない。ステージと客席の距離が一気に縮まり、ライブが単なる音楽イベントではなく、観客とアーティストが感情を共有する特別な時間であることを改めて実感した。

満場の合唱が夜空に響き渡り、筆者も含めて多くの観客が涙を流していた。あの瞬間、よくファンが語る「トラウマだったRPGが良き思い出に変わった」という言葉の意味を、筆者は心の底から理解した。

9. 最高到達点

静かなイントロが会場に広がり、Fukaseの声が静かに響き始める。
「弱さを味方につけた僕は誰よりも高く飛べるのだから」――そのフレーズを聴いた瞬間、筆者の胸は熱くなり、気づけば拳を握りしめていた。ただ言葉とメロディに耳を傾け、ステージの光に包まれながら曲の世界に浸っていた。

アニメ『ONE PIECE』の主題歌として書き下ろされたこの曲には、弱さを抱えたままでも前に進めるというメッセージが込められている。ライブで体感すると、その言葉がまるで自分自身に向けられているようで、背中を押される感覚に思わず胸が震えた。

クライマックスでFukaseが全力で歌い上げた瞬間、観客の感情が静かに、しかし確実に高まっていくのが分かった。一人ひとりが自分の中に答えを見つけるようにこの曲と向き合い、会場全体が深い余韻に包まれていた。

10. 眠り姫

夕暮れが会場を包み込み、空が群青に染まり始める頃、ステージの照明がふっと落ちた。静まり返った中、Saoriがピアノに肘をつき、ゆっくりと鍵盤を叩き始める。その隣で深瀬が一歩前に出て歌い出した瞬間、会場の空気が一気に変わった。まるで絵本の中の一場面がそのまま目の前に広がったようで、筆者は思わず息をのんだ。

サビに差し掛かる頃、客席の上を無数のシャボン玉がふわりと舞い、ステージのライトに照らされて淡く光る。その幻想的な光景の中で、観客は誰一人声を上げることなく、静かに体を揺らしながら曲に身を委ねていた。

筆者も気がつけば頬を伝う涙を止められなかった。切ないピアノの旋律と深瀬の伸びやかな歌声、そして沈みゆく夕空の色が重なり合い、会場全体がひとつの物語のクライマックスを迎えているかのように感じられた。

曲が終わった後もしばらく拍手が鳴りやまず、誰もがその余韻を壊したくないと願っているのが分かった。筆者自身も、あの時間が永遠に続けばいいと心から思っていた。

11. Death Disco

イントロのビートが鳴り響いた瞬間、筆者の拳は反射的に突き上がっていた。**気づけば周りの観客も同じで、スタンド席まで揺れるほどのジャンプと歓声が一斉に広がる。会場全体が一気に熱を帯びていくのが肌で分かった。

曲が進むにつれて、青いライトが一瞬で真紅の照明に切り替わる。視界が赤に染まった瞬間、背筋に冷たいものが走り、深瀬のボーカルまでどこか狂気を帯びていく。まるで自分自身が曲の世界に引きずり込まれていくような感覚になる。

サビで繰り返される「正義、正義…」のフレーズに合わせて、観客が思い思いに叫び、拳を突き上げる。決まった振り付けなどないのに、曲が持つエネルギーに体が自然と反応してしまうのだ。

そして曲が終わった瞬間、会場を包んだのは大歓声ではなく、まるで映画のラストシーンのような深い静けさ。熱狂の直後に訪れる余韻の静寂が、この曲の衝撃をより強烈に刻み込んでいた。

12. ANTI-HERO

イントロのビートが鳴り響いた瞬間、会場の空気が一気に張り詰めた。
深瀬の伸びやかなファルセットとSaoriのピアノが重なり合い、ステージ全体がダークでミステリアスな色に染まっていく
筆者は気づけば腕を振ることさえ忘れ、ただ音に体を委ねることしかできなかった。

この曲では観客の声も手拍子もない。誰もが息をひそめ、音と言葉の一つ一つを全身で受け止めている
特にスタジアム公演で聴いたときの衝撃は今でも鮮明だ。
あの広い空間が深瀬の歌声とバンドの演奏だけで一瞬にして支配されていくのを、筆者は息をすることすら忘れて見ていた。

そして曲が終わった瞬間、会場を包んだのは歓声ではなく静かで力強い拍手の波
観客全員が同じ余韻を共有しているようで、静けさと熱狂が同居するあの空気に鳥肌が立った瞬間は今でも忘れられない。

13. バードマン

アンコールの一曲目に「バードマン」が流れた瞬間、張りつめていた会場の空気がふっと和らいだ。
筆者も含め、観客全員が自然に手拍子を刻み、リズムに合わせて体を揺らす。誰もが声を出しているわけではないのに、会場全体が
ひとつの波に乗っているような一体感が生まれていた。

正直に言えば、この曲をアルバムで初めて聴いたときはそこまで強い印象を受けなかった。
だが2021年のライブで初めて生演奏に触れたとき、歌詞の温かさとステージを包む柔らかな光が重なり、胸の奥がじんわりと熱くなっていくのをはっきり覚えている。

曲が終わると同時に広がったのは、大歓声ではなく大きくて温かい拍手だった。
まるで夜が明けて朝日が差し込むように、幸福感と優しさが会場全体を満たし、次の曲への余韻を静かに繋いでいった。

14. Monsoon Night

イントロが流れた瞬間、筆者の体は自然とビートに飲み込まれた。
サングラス姿のFukaseがステージに現れ、「盛り上がっていこう!」と力強く煽る。その声に応えるように、観客は待ってましたと言わんばかりにタオルを一斉に振り回し、拳を突き上げ、全身でリズムに飛び込んでいく。

サビに突入すると、会場中から「High!」の合いの手が自然に沸き起こり、筆者も気づけば声を枯らして叫んでいた。英語詞の曲なのに言葉の壁を超えて観客がひとつになる瞬間――その熱気が一気にスタジアム全体を包み込んでいく。

ディスコ調のビートに合わせて照明が次々と色を変え、レーザーとフラッシュが嵐のように交錯する中、会場はまるで嵐のど真ん中にいるかのような熱狂に包まれた。
曲が終わった瞬間、筆者は息を切らしながらも心の中で叫んでいた。これこそがライブの醍醐味だ――と。

15. silent

会場の照明がゆっくりと落ち、深瀬の歌声が静かに響き始めた。
筆者の目の前では、観客がスマホやペンライトの光をそっと揺らし、その柔らかな光が夜空の星のように会場全体を包み込んでいく。誰ひとり声を発さず、静寂の中で音楽だけが流れ、数万人の心拍が同じリズムを刻んでいるような一体感が生まれていた。

ステージには雪の降る夜を思わせる映像が映し出され、深瀬が大きな身振りで歌いながらゆっくりと回転する。白い光が彼の動きに合わせて揺れ、幻想的でありながらどこか切ない空気を漂わせていた

正直に言えば、この曲がリリースされた当初はそこまで印象に残らなかった。だが、初めてライブで聴いたとき、コロナ禍で音楽から少し距離を置いていた自分の記憶が一気に蘇り、気づけば頬を涙が伝っていた

曲が終わったあと、会場に広がったのは大歓声ではなく、静かで温かい拍手の波。その余韻の深さが、この時間の尊さを物語っていた。

16. 炎と森のカーニバル

イントロが鳴り始めた瞬間、会場から「うおおおー!!」という歓声が一斉に爆発した。筆者も思わず声を上げ、隣の観客と顔を見合わせて笑ってしまう。サビに差し掛かると、リズムに合わせた手拍子が波のように広がり、会場全体がまるで巨大なカーニバルの渦に変わっていく

特に忘れられないのは、2013年の富士急ハイランドで行われた同名ワンマンライブだ。巨大な樹を模したステージセット、夜空を焦がす無数の火柱、降り注ぐ雨と花火、そして観客を包み込むように走るレーザー光線――想像を遥かに超えるスケールの演出とFukaseの歌声が重なった瞬間、会場全体がひとつになった

今でもSNSやライブレポには「炎カをまた生で聴きたい!」という声が絶えない。映像を観返すたびに、あの夜の光景が鮮明によみがえり、筆者も「やっぱりセカオワのライブは夢のようだ」と改めて感じる。この曲は筆者にとっても、多くのファンにとっても特別な一曲だ。

17. 琥珀

静かに照明が落ち、会場全体が一瞬で静寂に包まれた。観客が息をひそめる中で「琥珀」のイントロが流れ始めると、張りつめた空気が会場を満たし、数万人の視線がステージ一点に集まった。筆者も息をするのを忘れ、深瀬の伸びやかな歌声とSaoriのピアノが重なる旋律に全神経を奪われた。切なさと温かさが同居するメロディは、まるで心の奥底に静かに灯りをともすようで、自然と胸が熱くなるのを感じた。

ライブで初めて生で聴いた瞬間に鳥肌が立ち、「これがライブで新しい定番になっていく曲なのだ」と直感した。SNSでも「生で聴いて涙が止まらなかった」という声が相次ぎ、この曲がファンの間で特別な位置を占めつつあることが分かる。

演奏が終わると、大歓声ではなく静かで温かい拍手が会場を包んだ。誰もが余韻を壊したくないと思っているのが伝わり、筆者も深く頷きながら手を叩いた。この瞬間、「琥珀」はこれからのセカオワライブを象徴する一曲になる――そう確信した。

18. RAIN

イントロが流れた瞬間、会場のライトが一斉に青い光へと切り替わり、まるで雨粒がステージに降り注いでいるかのようだった。筆者はその幻想的な光景に思わず息をのんだ。サビに入ると自然に観客の歌声が重なり、数万人がひとつの大きな合唱団になったかのように会場全体が響き合う。

この曲が初めて披露されたのは映画『メアリと魔女の花』の主題歌としてだが、ライブで体感すると印象がまるで変わる。切ないメロディと「雨上がりの虹」をテーマにした歌詞が重なり、しっとりとした雰囲気の中にも前向きな力強さがあり、観客全員で希望を分かち合っているような一体感が生まれていた。

曲が終わると、大歓声ではなく温かい拍手が静かに広がった。筆者も気づけば手を叩きながら、「この曲はまたライブで聴きたい」と強く思っていた。

19. 虹色の戦争

筆者が初めてSEKAI NO OWARI(当時は世界の終わり)に出会ったのは、この「虹色の戦争」だった。
イントロが鳴り響いた瞬間、会場全体が一斉にジャンプし、拳がビートに合わせて突き上がる。7色の照明が客席を駆け巡り、スタンド席まで揺れるあの光景に、初参戦の筆者は言葉を失った。

サビに差し掛かると、Fukaseがマイクを客席に向けて「歌える?」と一言。観客全員が応えるように大合唱を始め、その声は数万人規模の野外ライブでも空に届きそうなほどの迫力だった。歌い終えた後、深瀬が満足そうに「いいね!」と叫び、さらに歓声が爆発した瞬間の一体感は今でも鮮明に覚えている。

サビのたびに虹色の照明がステージを駆け抜けるたび、筆者の胸の奥は熱くなり、SEKAI NO OWARIというバンドに一気に惹き込まれていった。

20. スターライトパレード

本編が終わり、メンバーがステージを去った直後のことだった。
客席のどこからともなく手拍子が起こり、それがやがて「スターライトパレード」の合唱へと変わっていく。会場中に広がる♪ラララ…のハーモニーに、筆者も自然と声を重ねていた。これがSEKAI NO OWARIのアンコールの伝統なのだと知ったとき、胸が熱くなったのを今でも覚えている。

コロナ禍で声出しが制限されていた時期には、観客がスマホのライトを一斉に掲げ、満天の星のような光が会場を包んだ。言葉がなくても観客全員が心で繋がっているのが伝わり、その光景は今も忘れられない。

やがてメンバーが再びステージに現れ、イントロが鳴り響いた瞬間、会場は歓声に包まれる。腕を高く掲げ、リズムに合わせて跳び跳ねる観客。「歌える?」と深瀬がマイクを向けると会場全体がサビを大合唱し、その声に「いいねぇ!」と笑顔で応えるFukase。 この一体感と幸福感こそが、SEKAI NO OWARIのライブの象徴的なフィナーレだと筆者は強く感じた。

◇ まとめ|SEKAI NO OWARI(セカオワ)ライブで体感する歓声と静寂のすべて

SEKAI NO OWARIのライブは、歓声と静寂、熱狂と感動が共存する唯一無二の空間だと筆者は改めて実感している。

「RPG」で数万人の声が重なり会場が大合唱の渦に包まれ、「Dragon Night」でイントロが鳴った瞬間にジャンプが波のように広がり、「Fight Music」ではタオルが嵐のように回る――そんな圧倒的な高揚感がライブの熱量を生み出している。

しかし一方で、「silent」や「眠り姫」のように誰も声を出さず、スマホライトの柔らかな光だけが夜空の星のように瞬く時間もある。歓声で会場が揺れる瞬間と、息をひそめて音楽に没入する静寂の時間。このコントラストこそがSEKAI NO OWARIのライブの真髄であり、観客の心を強く惹きつける理由なのだ。

2023年には声出し解禁によって「スターライトパレード」のアンコール合唱が完全復活。2025年には新曲「琥珀」が早くも定番曲として受け入れられ、SNSには「生で聴いて涙が止まらなかった」という声が相次いだ。ライブの進化と観客の感情がリアルタイムで交差しながら、新しい伝説が今も生まれ続けている。

この記事で紹介した20曲は、ただ演奏回数が多いだけの楽曲ではない。観客が声を合わせ、光を掲げ、時には静かに涙を流す――そんな感情の頂点を生み出す曲ばかりだ。初めてライブに行く人も、久しぶりに参戦する人も、この20曲を知っておけば、体験は何倍にも深く、そして特別なものになるだろう。

次のライブでは「RPG」の大合唱に加わり、「Dragon Night」で一斉にジャンプし、「silent」の星空のような静寂を共に味わってほしい。歓声と静寂のすべてを体感したとき、SEKAI NO OWARIのライブがなぜ唯一無二の存在なのか――その答えが胸に刻まれるはずだ。

◇ よくある質問

Q1. 初めてSEKAI NO OWARIのライブに行くなら、どの曲を予習すればいいですか?
A1. 記事内で紹介した20曲はすべて定番ですが、特に「RPG」「Dragon Night」「スターライトパレード」「silent」は観客参加型の演出が多く、初参戦でも一体感を味わいやすいです。

Q2. 2025年のライブで新しく定番入りした曲はありますか?
A2. あります。2025年には「琥珀」が早くもライブの定番曲に加わり、SNSでも「生で聴いて泣いた」という声が多く寄せられています。

Q3. SEKAO NO OWARIのライブはどれくらいの時間ですか?
A3. ワンマンライブの場合は約2〜2.5時間、フェス出演時は40〜60分程度が一般的です。アンコールを含めると公演時間がさらに長くなることもあります。

Q4. 静かに聴き入る曲はどれですか?
A4. 「silent」「眠り姫」「琥珀」などは観客が声を出さず、ライトの演出とともに静寂の中で聴き入るシーンが多いです。熱狂だけでなく、この静かな時間もセカオワライブの大きな魅力です。

Q5. ライブグッズはどこで購入できますか?
A5. 会場の物販ブースやSEKAI NO OWARI公式オンラインショップで購入できます。人気アイテムは開演前に売り切れることもあるため、事前のオンライン予約や早めの来場がおすすめです。

◇ SEKAI NO OWARI(セカオワ)公式サイト・各種SNS